今日は「大寒」一年で一番寒い日とされる。
あとは暖かくなるのを待つだけ。
ここ、住之江公園の心字池ではゆりかもめが散歩する人の目を楽しませている。
パンくずを与える人がいて先を争ってたべにきているのだ。
ユリカモメはシギやチドリなどが泥中から引っ張り出した獲物を横取りするという「盗賊」のような一面も持ちあわせています、何でも食べます。
ユリカモメは仲間とのコミュニケーションや警戒の際に「ギィー」「ギュウーィ」といった地鳴きをします。
人間の「しわがれ声」によく似た鳴き声であまりきれいな声ではありません。
幼鳥の頃は可愛らしく「ミィ―」と鳴き、成長とともにしわがれ声に変化します。
伊勢物語で、都落ちした在原業平が隅田川で京都では見かけない鳥を見て、船頭に聞くと、「都鳥」と教えてくれました。
そこで「名にし負はば いざ言問はん都鳥 わが思う人は ありやなしやと」と詠みました。
この鳥の見かけの様子から伊勢物語の都鳥は現在のユリカモメであると言われています。
現在は京都の鴨川でもユリカモメは沢山飛んでいますが、それは1975年頃から以後のことで、昔は京都にはユリカモメはいませんでした。
漢字で都鳥と書けばユリカモメです。
都鳥をミヤコドリとカタカナで書けばチドリの仲間の「ミヤコドリ」なのです。
ややこしいですね。
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