旧加治木町に残る古道です。
旧大口筋の一部で、木田の高井田から毛上に通ずる石畳の坂。
寛永12年(1635年)に着工し、その100年余後に完成したと言われます。
石は近くの樋ノ迫山から切り出されたと伝えられ、石切場には、後に24代藩主となった島津久門(加治木島津家4代)の祠が残されています。
全長は1,500メートル余りありましたが、現在は464メートルが当時の姿で残っているのみです。
物資の往来する主幹線として薩摩の経済・文化に大いに関与し、明治10年(1877年)の西南の役の際は、西郷隆盛率いる薩軍がこの坂道を通って熊本へ向かいました。
平成8年に文化庁より「歴史の道百選」に選定されました。
大河ドラマ「篤姫のロケ地としても有名です。
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