暑さがおさまるころと言われる 処暑 (しょしょ)8月23日も過ぎ、まもなく、しらつゆが草に宿るころといわれる白露 (はくろ)9月8日もちかい。
日中は相変わらずの酷暑、しかし朝夕は少し涼しくなり秋の気配を感じる。
秋を感じようと長居植物園に出かけた、大池を右手に見て時計回りに回るのがいつものパターン。
ここは定点観測の地点でもある、見た目秋を感じる風景ではなさそうだがカツラ、ハナミズキは実を着けており既に秋。
右側に見えるのはセンダンの大木。
実をたわわにつけている、この実が初春のころまで景観を楽しませてくれる。
珠に貫(ぬ)く 楝(あふち)を家に 植ゑたらば 山霍公鳥(やまほととぎす) 離(か)れず来むかも
大伴宿禰書持(ふみもち) 万葉集 巻17ー3910
玉に貫く『あふち』を家に植えたら山ホトトギスはいつも来るでしょうか。
青く澄み渡った秋の空、万葉の小径のほとりのススキが秋を知らせる。
我が宿の尾花が上の白露を消たずて玉に貫くものにもが(万葉集 1572)
私の庭の尾花に付いている白露を、消さないで玉のように貫(ぬ)き通せたらよいのになあ
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