咲くやこの花館最終回はサボテン。
温室内で、世界の植物を気候で区分し栽培しているのが最大の魅力。
なかでも、最近注目されるのが乾燥地植物。
園内にあるアフリカ、マダガスカル、アメリカ、オーストラリアに区分された乾燥地植物室は、ぜひチェックしてみてください。
日本には16世紀後半に南蛮人によって持ち込まれたのが初めとされている。
彼らが「ウチワサボテン」の茎の切り口で畳や衣服の汚れをふき取り、樹液をシャボン(石鹸)としてつかっていたため「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体(さぼんてい)」と呼ばれるようになったとする説が有力 であり、1960年代までは「シャボテン」と表記する例もあった(伊豆シャボテン公園は1959年に開園)。
サボテン類の原産地はアフリカ大陸からインド洋にも分布を広げている Rhipsalis 属の数種をのぞき、南北アメリカ大陸および周辺の島(ガラパゴス諸島など)に限られる。
乾燥地でみられる種が多いが、中南米熱帯の森林地帯で樹木や岩石上に着生して育つ種や高山に生える種、北米の湿潤な温帯や冷帯に育つ種もある。
しばしばサボテンは暑い気候を好むものばかりであると誤解されることがあるが、その分布域の気候は様々であり、低温に弱いものもあれば、氷点下になっても生存できるものもある。
サボテンは熱狂的な愛好家が多い植物である。
とげを楽しむ品種(エキノカクタス属など)、花を楽しむ品種(エキノプシス属やシャコバサボテン属など)や交配によって改良種を作出して楽しむ品種(有星類:兜、鸞(らんぽう)鳳玉他)など栽培は個々人の趣味・嗜好により更に細分化されるため、特定品種を栽培する「名人」が品種毎に存在する。
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