初夏の咲くやこの花館


咲くやこの花館は1990年に開催された国際花と緑の博覧会の、大阪市のパビリオンとして建設された。
外観は水面に浮かぶ睡蓮をイメージしている。
日本最大の温室(延床面積6900m2)を有する。

咲くやこの花館は久しぶり、何回かに分けてアップします。

ヒメカズラ

原産地は西インド諸島、メキシコ。
つるから付着根を出して、よじ登る性質がある。

葉は濃い緑の色をしていてやや肉厚である。
挿し木により繁殖させる。

プラティケリウム・ワンダエ

「ビカクシダ」の一種でニューギニアに分布。
熱帯雨林の低地から中高度の地域に生え、「ビカクシダ(麋角羊歯)」のなかでは最大級の大きさになる。

ブラッシア・ウェルコサ 、ラン科 中央アメリカ原産。

フラグミペディウム・ロンギフォリウムはラン科フラグミペディウム属の多年草。

フラグミペディウム属はパフィオペディルム属の近縁種で、中南アメリカに分布する。

花径は12センチから15センチくらいあり、唇弁はスリッパの先のようになる。
花の色は黄緑色で、濃い緑色ないし赤褐色のストライブが入る。

ファレノプシス

胡蝶蘭は日本ではよく、花弁を蝶の休んでいる姿に例えられますが、この姿を蛾に見立ててファレノプシスと名づけられた。

同じように、胡蝶蘭は英名でもモス・オーキッド(moth orchid:蛾のようなラン)と呼ばれています。

サガリバナ

たった一夜だけ咲き、夜明けとともに散ってしまう幻の花「サガリバナ」。ロマンがある沖縄の夏の風物詩です

サガリバナの花の特徴はなんといっても無数に伸びる淡いピンク色の雄しべ。

これだけの雄しべが小さなつぼみの中に入っているから驚きです。
しかも開花とともに綺麗に伸びる雄しべはまさに幻想的。

その姿はまるで花火。
夜に咲いて明るくなる朝には散ってしまう、花火のような儚さもあります。

ちなみに花弁は雄しべの下にある4枚の白いもの。
あまりに雄しべが華やかなので、花弁が雄しべの引き立て役になっているのもサガリバナの特徴です。

オオオニバスは直径3m以上になる大きな丸い葉をもち、水面にその葉を浮かべている。
属名の Victoria は、イギリスのビクトリア女王にちなんで命名された。

アマゾン川原産。花は夕方から咲き始め、はじめは白色であるが、翌朝にはピンク色に変化している。

花の直径は約40cmで、送粉者となっているのは主に甲虫である。

クリナム アメリカヌム

ヒガンバナ科 アメリカ南部原産  アメリカ南国の湿地に分布する多年草 草丈70cm程度のやや大型の植物で、根は水に浸かった状態で成育する。

直径18cm程度の花を数輪つけよく目立ち美しく香りも良い。

バナナの花

花(花序)は偽茎の先端から出て、下に向かってぶら下がる。

花序は1本の果軸に複数の果房(果段)がつき、各果房には10本から20本程度の果指から成っている。

大きな花弁に見えるのは苞葉で、果指の部分が本当のバナナの花である。

果指一つ一つが一本のバナナに成長し果房がバナナの房となる。
なお、開花は一本の偽茎につき一回のみで開花後は株元から吸芽を出して枯れてしまう。

チャボ・イランイラン

インドから東南アジア、オーストラリア北東部に分布している「イランイランノキ」の矮性変種。

高さは2メートルほどになる。

枝は細くて先端が垂れ下がり、長楕円形から長卵形の葉は互生します。

長い花柄の先に細長い花弁の花を咲かせます。
咲き始めは淡い緑色ですが、しだいに黄色に変わります。

花には濃厚な甘い香りがあり、香水の原料となります。

古くから魅惑的な香りとして知られ、インドネシアでは新婚カップルのベッドの上にイランイランの花びらをまく風習があるほどです。

また、甘く優雅な香りをもつことから、シャネルのNo.5など高級香水にも幅広く使われています。

館の外は休憩、食事も可能な空間。

外観は水面に浮かぶ睡蓮をイメージし。

ヘリコニアには熱帯植物を代表するようなエキゾチックな雰囲気がある。

特にその代表的な種の一つであるヘリコニア・ロストラタは一度見れば忘れることがないほどに強烈な印象を受ける。

赤色で先端が黄色のあたかもオウムのくちばしのような苞が連なって垂れ下がる50cm以上にもなる長い花序はいかにも熱帯的で、エキゾチックな雰囲気だ。

なんとも強烈な存在感がある。
この熱帯アメリカ原産の花はその存在感の故に、世界中の熱帯の庭園などに植栽され、また植物園などの温室植物としても必須の花になっている。

パンダの鮮やかな青がひときわ目を引く。

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