季節の話題を挟んでいたらなかなか進まない、2番目の訪問地は羽賀寺。
かわいいお地蔵さんのお出迎え。
参道の木立と階段が美しい。
羽賀寺(はがじ)は、福井県小浜市羽賀にある高野山真言宗の寺院。山号は本浄山。本尊は十一面観音。
霊亀2年(716年)に、元正天皇の勅願によって創建されたと伝えられる。
最盛期には子院18を数えたが、天災などで消失し、近代以降は本堂のみが残る。
元正天皇の御影との伝説がある木造十一面観音菩薩立像、堂内撮影禁止につきいただいた絵ハガキによる。
羽賀寺の本尊で、10世紀初期の作。像高146.4cm。
元正天皇の御影との伝説がある。
檜の一木造、翻波式(ほんぱしき)衣文、膝に届く長い腕など、いずれも平安前期の古様をとどめており、瞑想的な眉目も弘仁・貞観文化の観音像に共通する。
本像の最大の特色は、造立当初の彩色がほぼ完全に残っていること。
宝冠は代赭(たいしゃ)色、条帛(じょうはく)や天衣(てんね)は緑、裳(も)は朱が用いられ、下地が5mmを越える厚さであることが彩色の残存につながったと見られる。
この極彩色の像容から、若狭の仏像の中でも特に知名度が高い。
(「条帛」は左肩から斜めに掛けているタスキ状の布。「裳」は下半身にまとうスカート状のもの)
天ヶ城山(天下城山・古名を阿奈志山) 266mへの道。
アジサイはまだ咲き始めといったところ。
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