二十四節気「白露」とは?

年間行事

2025年の白露は9月7日。期間でいうと9月7日~9月22日です

白露とは、露が降り、白く輝くように見える頃という意味です。
夜の気温がぐっと下がって空気中の水蒸気が冷やされると、水滴になって葉や草花につくようになります。
それが露(朝露)。
日中はまだ残暑が続いていますが、朝晩は冷えるようになり、朝露が降りる始める時期をあらわしています。

二十四節気では、白露の前は暑さがおさまる頃という意味の「処暑」、白露の次は昼夜の長さがほぼ同じになって秋の夜長に向かう「秋分」となります。
処暑  処暑の「処」には止まるという意味があり、暑さがおさまる頃を表わします

■初侯:草露白(くさのつゆしろし)9月7日頃

白露と同じ意味で、草の露が白く輝いて見える頃。

青く澄み渡った秋の空、万葉の小径のほとりのススキが秋を知らせる。

我が宿の尾花が上の白露を消たずて玉に貫くものにもが(万葉集 1572)

私の庭の尾花に付いている白露を、消さないで玉のように貫(ぬ)き通せたらよいのになあ

車のボンネットも霧のつゆを纏ってきれいです。

小池を長秒露光。

朝日を受けて輝く草木。

花に露が光る。

アサギマダラの成虫は長年のマーキング調査で、秋に日本本土から南西諸島・台湾への渡り個体が多く発見され、または少数だが初夏から夏にその逆のコースで北上している個体が発見されている。


秋づけば、尾花(をばな)が上に、置く露の、消ぬべくも我は、思ほゆるかも

日置長枝娘子(へきのながえのをとめ) 巻8-1564

秋になると尾花(をばな)につく露のように、はかなく消えてしまいそうなくらいに、あなたさまのことを思っています。

■次侯:鶺鴒鳴(せきれいなく)9月12日頃

セキレイが鳴く頃。セキレイは日本神話にも登場する鳥で、男女の神が結ばれるきっかけを教えたという話から、「恋教え鳥」とも呼ばれています。

■末侯:玄鳥去(つばめさる)9月18日頃

春にやってきたツバメが、子育てを終え南へ帰っていく頃。来春までしばしのお別れです。

京阪宇治駅、ツバメの巣を見つけました、都会では見かけることも少なくなった季節の風物詩。

白露の期間に、「重陽の節句」(9月9日)、「二百二十日」(9月10日頃)、「敬老の日」(9月の第3月曜日)、「彼岸の入り」(9月20日頃)があります

「重陽の節句」(別名・菊の節句)

前日に菊の花に綿を被せておき、朝露を吸ったその綿で身体をふく「被せ綿(きせわた)」や、ひな人形を飾る「後の雛」という風習があります。
季節の風情も楽しめる雅な風習で、フラワーアレンジに被せ綿を取り入れてみても素敵です。
また、重陽の節句は長寿祈願の行事なので、重陽の行事食を「敬老の日」に用いてもよいでしょう。
後のひな祭り 湯浅平安時代末期から南北朝時代にかけては、湯浅荘を根拠地とする・・・・・・

湯浅は古来より熊野街道の宿駅として栄えており、紀州藩の有田代官所や明治・大正期の有田郡役所が置かれてからは有田地方の中心地のひとつとしても賑わいを見せるようになった。
「重陽(ちょうよう)の節句」にともなう「後の雛(のちのひな)」という風習をご存知ですか?

後の雛は江戸時代に親しまれた風習ですが、今また “大人の雛祭り”と称され、注目されています。

もっと素敵に秋を彩るために、重陽の節句・後の雛を活かしてみては。

「二百二十日」

2025年の二百二十日は9月10日です。
二百二十日とは雑節のひとつで、立春から数えて220日目にあたり、農家の三大厄日とされてきました。
台風の襲来や荒天続きになることが多いため、収穫を控えた農作物が被害に遭わないよう、警戒されてきたのです。
暮らしの中でも、気をつけたいものですね。

少しドラマチックに撮っていますが台風前の空は色々と変化があって面白い。

「彼岸の入り」

2025年の彼岸の入りは9月20日です。
秋のお彼岸(秋分の日を中日とした7日間)に入る日のことをいいます。
「暑さ寒さも彼岸まで」というように、暑さがやわらぎ過ごしやすくなっていきます。
「おはぎ」の語源になった萩の花や、彼岸花も咲き始めるので、自然に親しむよい機会になります。

秋の彼岸頃に咲くことからその名がついたというヒガンバナ(別名:マンジュシャゲ)は、高島市内でも湖岸や田のあぜ道などで見ることが出来ます。


バタフライガーデンの裏手も彼岸花の咲く場所。

「中秋の名月」

2025年は10月6日です。

2023年の秋の名月は満月でした。
今年の中秋の名月は満月です2021年、2022年、2023年と3年連続で中秋の名月と満月の日付が一致しますが、次に中秋の名月と満月の日付が一致するのは2030年9月12日と7年も先になります。

優雅に月見のおわら富山にある八尾(やつお)という人口2万人の小さな町で、毎年9月1日~3日の3日間「おわら風の盆」というお祭りが開催される

成年男子の法被は背中に同町曳山の神紋「三ツ蔓柏(つる がしわ)」を描いています。

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