旧高山市中心部は江戸時代以来の城下町・商家町の姿が保全されており、その景観から「飛騨の小京都」と呼ばれています。
とりあえず江戸時代の古い町並みが残る『さんまち』に行ってみましょう。
JR高山駅から徒歩10分ほどのところにあり、飛騨高山観光のメインとも言える場所です。
中橋を渡れば「古い町並み」はすぐそこだ。
高山市全体の面積は香川県全体と大阪府全体をあわせたよりも広く、東京都全体とほぼ同じとなっており、府県の面積よりも広い市町村は全国で唯一である。
ただし、山林が市域の92%あまりを占めているため可住面積は限られる。
高山市の中心市街地には江戸時代以来の城下町・商家町の姿が保全されており、その景観から「飛騨の小京都」と呼ばれている。
観光ガイドでは飛騨高山と記され、全国各地から毎年非常に多くの人が観光に訪れる。
さんまちとは、高山市街の中心部に位置する上一之町、上二之町、上三之町と、安川通りより北に位置する下一之町、下二之町、下三之町の総称のことをいいます。
歴史的な町並みの情緒を味わいながら、酒造や土産処を見て回ったり、カフェに入ってみたり、人力車に乗ってみたり・・・。高山のメインストリートを満喫してください。
軒先に下げられた杉玉は酒屋の看板代わり。
杉の葉で作られる杉玉は、新酒を搾り始めた時に新しく作られ、青々しています。
酒通は茶色に枯れて行く色合いで、熟成度会いを推し量ったそうです。
店の中は薄暗く、雰囲気を醸す。
こういった風景も似合う。
城下町の中心、商人の町として発達した上三之町を中心に、江戸末期から明治期に建てられた屋敷等が軒を連ねる古い町並み。
景観を維持するために電線をすべて軒下配線にするなど、徹底した保護を続けている。
また、通りには地酒や朴葉味噌など、飛騨高山ならではの名産品を扱う店がずらりと並んでいる。
通りで頻繁に見かけた人力車。
こちらも中々いい雰囲気だ。
本町一丁目、「琴高台(きんこうだい)」の屋台蔵の前にある。
「琴高」というのは中国の伝説に出てくる仙人で、鯉に乗った姿で描かれる事が多い。
ここでは仙人でなく子供の姿になっている点が珍しいかもしれない。
陣屋前のポストは「書状集箱」です。
かつての代官所だった高山陣屋。
高山市川原町の中橋公園にある韓志和(から・しわ)の像。
韓志和は「杜陽雑編」という中国の書物に登場する日本人。
木彫りやカラクリの技術に優れ、唐の皇帝・穆宗(ぼくそう)を驚嘆させたという。
江戸時代の研究以降、この韓志和は飛騨の匠ではないかと考えられるようになった。
古くから飛騨の匠の高い技術が評価されていた事もあるのだろう。
飛騨国分寺にある木鶴大明神は、彼を描いた像といわれている。
市政記念館
明治28年に高山町役場として完成。
棟梁は当時の名工坂下甚吉。
公民館として利用されていたものを、修理、整備し、昭和61年に市政記念館としてオープン。
明治の高山町から現在の高山市までの行政資料を保存、展示している。
飛騨の小京都高山へのアクセス、行き方歩き方
電車で:JR名古屋駅から高山本線でJR高山駅まで約2時間10分。
車で:東名高速小牧I.C.から国道41号線経由で約3時間。
中央自動車道松本I.C.から国道158号線経由で約1時間40分。
東海北陸道清見I.C.から国道158号線経由で約25分。
北陸道富山I.C.から国道41号線経由で約1時間45分。