4年間使い続けた愛用のカメラを誤って落とし、小破してしまったことが新規カメラの購入の取っ掛かりになった。
これを機に気になっていたミラーレスの購入を思い立つ。
目に留まったのがニコンのZ6、Z6Ⅱが発売され価格が急落、品質面での新機種開発ではなくプロカメラマンも含めて買いの動きが出てきたようだ。
ヨドバシカメラの店頭にはZ6は無く、納期2か月の張り紙。
カードにXQDカード、CFexpressカード採用していることが目にとまる。
ちなみに読み書きスピードは、
SDカード(UHS-I) 90MB/秒
SDカード(UHS-II) 260MB/秒
XQDカード 400MB/秒
CFexpressカード 1500MB/秒
と、抜群のスピードを誇る。
Zレンズの優秀性が目を引く、これは買いだなと直感。
早速ヨドバシのサイトにアクセス、即購入手続き。
しかし、後がいけません。
XQDカードはニコン純正の64GBのものなのですが、パソコンに取り込むためのカードリーダーはニコンからは販売されておりません。
カメラから直接画像を取り込む仕様のようだが、店頭に展示してあるのはソニー製のカードリーダー価格は¥14,300、これは買えないな、アマゾンのサイトで¥ 2,399のSDカード、XQDカード読み取りのものを購入。
Z6のUSB端子のフタを毎回開けたりUSBケーブルの取り回しと煩わしい、カードリーダは必須です。
と、いう次第で雨の日の試写と相なった次第。
流石にフルサイズ、ボケもなかなかいい。
写りもほぼ満足できるものだ。
しかし、誤算はまだ続く。
撮った画像をパソコンに取り込もうとすると、Lightroom6で読めないのだ。
どうもAdobeの小賢しい戦略のようだ。
Lightroom6は“最後の買切り版”でして、現在の最新Lighroomでは月額利用料を払う「Adobe Creative Cloud」シリーズとなってアップデートを繰り返しているのですが…
AdobeがCreative Cloudへの移行を促しているのか、買切り版であるLightroom6のアップデートが止まってしまい、今後販売される最新カメラにはRAWファイルが対応しなくなっております。
ちなみにCapture N-XD、luminar4、Silkypix等では問題なく読み込める。
しかし、Lightroom6の現像ソフトとしての優秀性は捨てられない。
しかたなくAdobeの用意したDNGコンバーターを使わざるを得ない。
RAW、DNGの両方を用意せざるを得ない。
DNG(Digital Negative)とはAdobeによって開発された画像ファイル形式のこと。
カメラによって形式が異なるRAWファイルをDNGに変換することで、メーカー純正ソフト無しでAdobe製品のLightroomやPhotoshopで開くことができる・・・・としているのだが・・。
これから始まる高速化への道のりはメーカーの思惑も絡み多難のようだ。
しかし、ユーザーを置き去りにした戦略などありようがないのだが・・・・
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