陶板画は、原画を撮影したポジフィルムを元に、写真製版技術により陶製の板に転写し焼成したものである。
その性質上、変色や腐食が起こらないので、屋外にあっても永く保存することが可能である。
どの絵も複数の陶板で構成されている。
この種の美術展示施設としては、世界初のものである。
展示されている絵画は世界の名画8点が選ばれており、内4点は元々1990年の国際花と緑の博覧会の為に制作され、安藤忠雄の設計によるパヴィリオン『名画の庭』に展示されていた。
残り4点は、この施設の為に作られたものである。
制作は、大塚オーミ陶業株式会社の信楽工場で行われた。
これらの陶板画は、堺屋太一の企画発案により、所有者であったダイコク電機取締役、栢森新治より京都府に寄贈されたもの。
オープンエアの建物は、安藤忠雄の設計により平成6年(1994年)3月に完成した。
陶板画は全部で8点。
このうち「最後の審判」など4点は「1990年国際花と緑の博覧会」に出品されたもので、「テラスにて」など4点はこの施設のために新しく制作されたものです。
陶板とはセラミックの板片のことで、この陶板に原画を撮影したポジをブロックごとに転写して焼成し、それをパズルの様に嵌め合わせて一つの作品に組み上げたのが陶板複製画。
セラミックなので腐食も変色もしないことから、屋外展示に有効とのことでパブリックアートに採用されたり、徳島の鳴門に「大塚国際美術館」という陶板画が100点もある美術館もあったりします。
未来への偉大な贈りもの
大塚製薬グループの創業75周年事業として1998年(平成10年)に開設され、運営 … 続きを読む →
安藤氏によると陶板画は平面なので、建物は立体的なものにしようと、地中に深く沈みこんだ形状にしたとか。
アクセス
地下鉄「北山」駅下車、3番出口徒歩約1分
市バス4「北山駅前」下車、西へ徒歩約5分
市バス北8「植物園北門前」下車すぐ
京都植物園の入り口にありわかりやすい。
京都植物園 なからぎの森の紅葉
クニフォフィア:クリスマスチアー 旧トリトマと言われていたクニフォフィアです。 … 続きを読む →
北山エリアには素敵なカフェや緑豊かな植物園もあり、古都とはひと味違った京都散策ができます。
公式ウェブサイト
TEL 075-724-2188
FAX 075-724-2189
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