緑に覆われた詩仙堂を訪れた。
詩仙堂の四季にはそれぞれ趣があるが、特に五月下旬のさつき、11月下旬の紅葉等が素晴らしい。
今回は雨の詩仙堂訪問である
詩仙堂の入り口に立つと「史蹟詩仙堂」の碑があり、山茶花の樹影下に小さな門がある
これが小有洞(しょういどう)であり、扁額に「小有洞」の文字がある。
門を入ると十数段の石段をのぼる。
両側の竹林のために、昼なおほのぐらく、わずかに光がもれる。
石段をのぼりつめると、やや開け、石を敷いた小道に出る。
その突きあたりに、左に登る石段が見える。
この石段を登り詰めたところに老梅関があり、「梅関」の扁額が揚げられてある。
ここに老梅数珠があったので、かく名付けられた。
老梅関の右手には凹凸窠(おうとつか)門がある。
現在、凹凸窠門からは入れないので脇の入り口から入る。
詩仙堂は正確には凹凸窠(おうとつか) という。
凹凸窠とはでこぼこの土地に建てられた住居の意味であり、建物や庭園は山の斜面に沿って作られている。
丈山は詩仙の間を含め建物や庭の10個の要素を凹凸窠十境と見立てた。
詩仙の間から枯山水庭園を眺めるのが詩仙堂の 一番の見どころです。
詩仙堂(しせんどう)は、京都市左京区にある、江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡。国の史跡に指定されている。
現在は曹洞宗の寺院でもあり丈山寺という。
残月軒と手入れのよく行き届いた庭園。
元徳川幕府旗本の石川丈山が寛永18年(1641)に造営し90歳で没するまでここに住う、名前の「詩仙」とは、中国の詩人三十六人の肖像画を飾る「詩仙の間」からきています。
綺麗に刈り込まれたサツキには、ピンクの花びらがカワイク咲き誇る。
詩仙堂のもう一つの見どころは紅葉。
画像は一昨年訪れた時のもの。
アヤメは雨によく似合う。
詩仙堂へのアクセス、行き方歩き方
・住所:京都市左京区一乗寺門口町27
・TEL075-781-2954
・拝観・入場料
大人 500円
高校生 400円
叡山電鉄「一乗寺」駅下車 徒歩約10分
市バス・京都バス「一乗寺下り松町」下車 徒歩約8分