織田信長が領した神戸(かんべ)城

東海

神戸城は三重県鈴鹿市にある。
神戸氏4代の神戸具盛が天文年間(1532年 – 1555年)に築城し、本拠地を澤城(神戸西城)から移した。

滝川一益の侵攻に和睦し,養子にうけいれた織田信長の3男神戸信孝により、より強固に修築された。
城主は度々代わり、関ヶ原の戦い以降は一柳氏が5万石で入った。

無骨で荒々しい野面積みの石垣は、どっしりとした印象を受け、戦国時代末期を偲ばせる。

本丸には野面積みの天守台があり、かつては神戸信孝により5重6階の天守が築かれ、北東に小天守と南西に付櫓がある複合連結式の天守であったことが確認されている。

天守は文禄4年(1595年)に解体され、桑名城に三重櫓として移築され神戸櫓と呼ばれた。

天守台への石段。

本丸南西側の土塁跡

金箔瓦をもちいた豪壮な五層の天守を造営したという城址も今は天守台の石垣と堀の一部を残すのみ。

勤皇烈士吉川治太夫忠魂碑
吉川治太夫(1809-1863)は、朱子学者松崎慊堂(1771-1844)の弟子で、神戸藩藩校・教倫堂教授でしたが、文久元(1861)年神戸藩の飛び地であった河内長野の代官に就任し、文久3(1863)年の天誅組の変に巻き込まれた。

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神戸城へのアクセス、行き方歩き方

鈴鹿市神戸5-10
TEL:059-382-9031 鈴鹿市文化振興部文化課

近鉄鈴鹿線鈴鹿市駅~徒歩約10分