伝統行事賀茂祭は観る場所がいろいろと変えられてそれぞれに趣があり楽しい。
今回は緑滴る糺の森出見ることとした。
この画像は12日の御蔭祭の際に撮った鴨長明の庵の緑だが、この時期、糺の森一帯は緑がとても美しい。
今回はその鴨長明の庵のある河合神社の前あたりで観た。
先ず近衛使代列が登場する。
美しく飾った大牛が牛車をひいて登場、引き綱を持つ牛童の狩衣姿も愛らしい。
緑の中を本殿へと向かう。
車の軋む音も雅な王朝の音風景か。
緑の中を進む警衛の列。
白布の狩衣姿の白丁(はくちょう)。
行列に華を添える風流傘、二の鳥居外にたてて並べられる。
内蔵寮(くらりょう)の官の列が続く。
糺の森の入り口が華やいできました、女人行列の登場です。
女人行列の先頭を行く女嬬たち。
小袿(こうちき)、打袴(うちばかま)の女嬬、カメラ目線がいいね。
斎王代が腰輿(およよ)に揺られ登場。
白い組紐を結んだ日蔭絲(ひかげのいと)を薫風に揺らし、垂髪(おすべらかし)を飾り、高貴な雰囲気を漂わせる。
斎王代の装束は「五衣裳唐衣 (いつつぎぬものからぎぬ)」。
いわゆる十二単。
襲の色目(かさねのいろめ)が美しい。
斎王代に良く似た姿のこの人は采女(うねめ)。
斎院の神事を司る女官です。
青海波の模様の表着の上から小忌衣(おみごろも)を付ける。
斎王付きの巫女(みかんこ)の勇ましい騎乗姿。
裾の長い独特の衣装を着用する。
和服の女性の騎乗姿というのも、なんだか新鮮で格好良い。
下鴨神社へのアクセス行き方歩き方
住所:京都市左京区 下鴨泉川町59
電話:075-781-0010
FAX:075-781-4722
京阪電鉄「出町柳」駅下車、徒歩10分 地下鉄「今出川」駅下車、徒歩15分 市バス205「下鴨神社前」