紅葉2015 紅葉絵巻のフィナーレ 下鴨神社糺の森

京都府

平安時代より秋景が有名な糺の森(ただすのもり)は、55棟の国指定重要文化財の社殿と併せて世界文化遺産に登録されています。
紅葉は特に瀬見の小川沿い、河合神社の東にある「紅葉橋」が有名。

糺の森は京の紅葉のフィナーレをかざる、12月初旬訪問時、まだ紅葉は進行中と見受けた。

高野川と賀茂川が合流する三角州地帯にある約12万4千平方メートルの原生林は、糺の森と呼ばれ国史跡に指定されています。
正式名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」という下鴨神社は、京都を流れる鴨川と高野川に挟まれた三角地帯に位置します。

上賀茂神社の祭神である賀茂別雷命の母の玉依姫命と玉依姫命の父の賀茂建角身命を祀ることから「賀茂御祖神社」と呼ばれる。八咫烏は賀茂建角身命の化身である。

早朝に訪問した、登る朝日を受けて紅葉が眩しい。

木陰のモミジも火を受けて怪しく輝く。

広い馬場を上賀茂神社方向を見る、まだ紅葉は進行中だ。

糺の森の中、「瀬見の小川」の西側にあるのが玉依姫命を祀る摂社の河合神社。
正式名称は鴨河合坐小社宅(かものかわいにいますおこそべ)神社で、賀茂社の社家に祀られていた屋敷神だったという。

紅葉が真っ赤に輝く。

赤や黄色のコントラストが素晴らしい。

河合神社の裏から紅葉を陽に透かして見る。

糺の森に木陰を落として陽は昇る。
糺の森には奈良の小川、瀬見の小川、泉川、御手洗川などの清流があります。
これらの小川は源氏物語、枕草子をはじめ数々の物語や詩歌管弦にうたわれている名所旧跡でもあります。

瀬見の小川と紅葉橋
この辺り一帯は、平安時代から紅葉の名所として有名。

流れる川は鴨長明が詠んだ瀬見の小川。
石橋を紅葉橋と呼んでいる。

石川や瀬見の小川の清ければつきも流れをたずねてぞすむ  「新古今和歌集」

付属施設に糺の森(ただすのもり)、みたらし池がある。
平成6年(1994年)12月25日に世界文化遺産としてユネスコに登録された。

「奈良の小川」の周辺は平成の発掘で平安時代からほぼ同じ位置に小川の遺稿が見つかっています。
また、小川のそばでは石敷遺跡が見つかりこの辺りで祭事が行われていたと思われます。

下鴨神社の祭神は玉依姫命(たまよりびめのみこと、または、たまよりひめのみこと)。

女性の守護神であり、女性の美への願いが叶うといわれ、古くから厚い信仰を集めています。

末社には任部社(とべしゃ)とよび八咫烏(やたのからす)をまつるお社があり、昭和六年(1931)日本サッカー協会設立時より現在のJリーグにいたるまで、ご祭神の姿をシンボルマークとしています。

安産・育児・縁結び・学業・長寿の神様ともいわれています。

どこを切り取っても絵になる、立ち去り難い、今年の紅葉は不作だなんて嘘だね。

大同2年(807年)には最高位である正一位の神階を受け、賀茂祭は勅祭とされた。
弘仁元年(810年)以降約400年にわたり、斎院が置かれ、皇女が斎王として賀茂社に奉仕した。

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下鴨神社へのアクセス、行き方歩き方

京都市左京区下鴨泉川町

(市バス「下鴨神社前」下車すぐ
京阪本線「出町柳駅」下車徒歩15分
叡山電鉄「出町柳駅」下車徒歩15分)

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