竹渕神社由来

神武天皇に導かれた歴史ある神社

大阪府八尾市の、西に向かって出っ張り、大阪市平野区に囲まれてほぼ飛び地のようになっている地域は、旧渋川郡竹渕（竹淵）村にあたる。

竹渕の由来
なんと神武東征に遡る。

まずは生駒山地と金剛山地の境目「龍田越え」を敢行するが道険しく断念。

現在の東大阪市日下あたりで、待ち構えていた長髄彦軍と遭遇し戦となる。
磐余彦軍は完敗し退却を余儀なくされた。

ちょうど、この地に来た時、大きな竹藪を発見。
磐余彦軍は竹藪に隠れ込む。

長髄彦も竹藪に入り、磐余彦を探す。

長髄彦は、これは神の仕業かと恐れおののいて退却していった。

竹渕神社由来書　より

磐余彦はこの地にしばらく逗留した後、熊野から大和に入るべく東征を続けたという。

前述のように、古代の竹渕には水運に従事する氏族が住んでいたといわれる。

彼らが水の神を祀ったのが竹渕神社の始まりかもしれない。
龍神の伝承はその名残りではないだろうか。

道路一つ隔ててこちら側は大阪市平野区、竹渕神社は大阪府八尾市。

『和名抄』では「多加不知たかふち」と訓ずる。
　
その南端に、竹渕神社は広い社域を横たえている。

住所：大阪府八尾市竹渕2丁目154
アクセス：地下鉄谷町線「出戸駅」徒歩11分