竹中大工道具館は大工道具を収集・保存することを目的としている日本唯一の博物館
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約32,000点の収蔵品のうち、常設展示室には1,000点ほどが展示されており、見て、触って、香りをかぐ、と五感で棟梁の技や木の建築のすばらしさを学べる仕組みになっている。
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地下鉄新神戸駅から徒歩3分。
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エントランス。建築屋の博物館だけに建物が美しい
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展示は地下1階と地下2階に分かれている。
今日のようにバカ暑い日にはありがたい。
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地下1階フロア。
唐招提寺金堂原寸大組物模型
国宝になっている唐招提寺金堂の柱や屋根を原寸大の復元模型で、高さは約7mある。
「本物の唐招提寺では遙か下から見上げるしかないけれど、ここでは横からも見えるから、組み方がよくわかる。
間近に見る柱はすごい迫力だ。
釘を使わず、147のパーツを組み合わせて造られている。
会場には組み方を解説するビデオも上映されている。
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日本人は古来より土地、樹木、建築などさまざまなモノに神が宿ると考え、そこに人の手を加えるときには「祈り」を捧げることで、神々の御心を鎮め、安全を祈願してきました。
建築工事においても地鎮祭から竣工式に至るまで様々な儀式がとりおこなわれます。
そこには現代社会では失われつつある人と自然と建築との豊かな関係性が今でも息づいています。
日本人は建築儀式にどのような祈りを込め、それを形にしてきたのでしょうか。
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竹中大工道具館の売り物の一つは、法隆寺や法輪寺、薬師寺などを再建した宮大工の西岡常一棟梁やその直弟子である小川三夫棟梁らの作品が展示されていることです
彼らが寺社の修復や再建にあたって木造りした斗(ます)や蟇股、虹梁などの仕口や継ぎ手、原寸大の図面、さらには小屋組などが見られます。
この法隆寺の五重塔もその一つ。
これは、小川棟梁がまだ西岡棟梁の下で修業中に、仲間とともに作った法隆寺の五重塔の1/20の実物模型。
昭和の大修理に携わった時に西岡棟梁が作った実測図を基に、部品の一つ一つ寸法を取って寸分たがわずに木造りし、仕事の合間を見つけて3年ほどを費やして作り上げたものです。
細かい作業が求められ、小川棟梁自身、「気違いの仕事」で2度とあんな仕事はできないと述べているほどの根気仕事ですが、これを作ることで、また先人の工夫の意味を知ることができます
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縄文時代から昭和までの木造建築に使った道具の実物や複製を年代順に紹介する展示を行っている。
カンナやノミ、ノコギリ、墨掛道具などのほか、石斧や鉄斧なども収集・展示している。
釘をほとんど用いずに建築する日本の伝統的な木造建築の「木組」の技術を間近で見られるように展示されている。
スケルトンになった茶室は江戸時代中期の茶室の傑作、大徳寺玉林院の〈蓑庵〉(さあん)をモデルにしたもの
大工や左官の仕事ぶりがわかるよう、建具の一部が取り外されている。
本物が建てられたのは270年前。
「見えるところは軽やかな部材で木組みし、見えないところは柱と柱を貫通する通し貫や屋根を支える小屋梁などでしっかりと補強しています」
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