雲龍院(うんりゅういん)は京都府京都市東山区にある仏教寺院。
泉涌寺別院。山号は瑠璃山で、本尊は薬師如来。
サスペンスの女王山村美紗さんの御墓があることでも知られる。
山門
雲龍院は、勅願の寺院で皇室との縁の深さから、塔頭と同じく泉涌寺山内にありながら別格本山という高い寺格が与えられている。
門から入ると石畳の道がまっすぐに伸びています。
左側には、羅刹の難を救うと言われている、衆宝観音の石像があります。
書院の前の庭園は、自然の樹木が多く植えられた苔庭で、野趣に溢れた四季の変化が楽しめることで有名です。
雲龍院で有名な「悟りの窓」
春には手前から、紅梅、海棠、シャクナゲと順番に花を咲かせて楽しませてくれる。
ここの「悟りの窓」の向こう側には梅の木があって、梅の花が咲くととても素晴らしい風情を醸す。
「悟りの窓」の右側にはもちろん「迷いの窓」もあります。
「悟りの窓」「迷いの窓」と言えば源光庵が有名ですが、ここの窓もなかなかいいもんです。
欄間を飾るのは鳳凰かな?
丁度日の落ちる時刻に訪問したため折角の紅葉も逆光でしたが、差し込む光芒が美しい。
光芒に照らし出されたアジサイ。
廊下の隅の花一輪。
しきしの景色
雪見障子の四角いガラスから四枚の違った絵を眺めることができる。
椿、灯篭、楓、松。
南北朝時代、北朝の後光厳天皇の勅願により、竹巌聖皐を開山として応安5年(1372年)に創建された。
後小松天皇、称光天皇など皇室の帰依を受けて発展したとされる。
江戸時代初期、如周宗師が隣接する後円融天皇縁の龍華院を併合する。
高い杉の木、ずいぶん昔に落雷にあったらしい。
今は避雷針が取り付けられている。
上り龍に見えるとも?
霊明殿前にある徳川慶喜寄進の石灯籠
さすが皇室由来、菊の文様。
龍華殿の廊下にさす夕日、山側の紅葉も美しい。
「双龍風雷図襖絵」は水墨作家堂野夢酔氏が一年かかりで作成され、
左右に風神・雷神が描かれ・中央に向かって双龍が現われ・中央には般若心経と円相が
14面から描かれていました。
まだ青味の残るモミジの透かし。
雲龍院へのアクセス、行き方歩き方
住所:東山区泉涌寺山内町36
電話:075-533-7150
JR・京阪電車 東福寺下車 徒歩約25~30分 市バス202、207、208 泉涌寺下車 徒歩約15~20分