この記事は誤って消去してしまった記事の再掲です。
画像は2011年7月9日訪問時のものです。
この例大祭は、熊野那智大社から御滝前の飛滝神社への年に一度の里帰りの様子を表したものです。
十二体の熊野の神々を、御滝の姿を表した高さ6mの十二体の扇神輿に移し、御本社より御滝へ渡御をなし、御滝の参道にて重さ50㎏~60㎏の十二本の大松明でお迎えし、その炎で清める神事が「那智の火祭り」です。
夏でも涼しいパワースポット
日本一の名瀑那智の滝
・高さ133m
・銚子口の幅13m
・滝壺の深さは約10m
那智大滝(なちのおおたき)。「日本の滝100選」のひとつ。
滝の落ち口の岩盤に3つの切れ目があって、3本になって滝が落ちることから那智の滝は「三筋の滝」ともいわれます。
滝の落ち口には注連縄が張られていますが、この注連縄は毎年2回、7月9日と12月27日に神職の手によって張り替えられます。
三重の塔は、実際には4層になっており、最上層は那智の滝を見渡す展望台のようなスペースになっています(拝観料200円)。
ここからの眺めも絶景ですし、三重の塔のご本尊で、飛滝権現の本地仏とされる「千手観音像」なども拝見できます。
美しい三重塔と那智の滝ツーショットは絶好の撮影スポットで、ここを訪れる人は必ずといっていいほどカメラにおさめる景観である。
「扇神輿」は幅1メートル、長さ6メートル程の細長い框に赤緞子を張り、金地に朱の日の丸を描いた扇を組み合わせ、9ヶ所に計32本、白銅鏡8面、それに「光」「蝶 の髭」「縁松」「桧扇の花」などを飾りつけ、その姿は「那智の大滝」を表すといわれます。
大松明に先立って、二本の小松明が走ります。
途中の「伏し拝み」という場所で扇神輿を残して全員が滝本に下がり、御滝前では宮司ら神職が祭壇前に座り、烏帽子をかぶった二臈神職が点灯した2本の松明を持って「伏し拝み」まで「使」が走ります。
これはいち早く扇神輿を迎えるために放たれる矢です。
一の矢、二の矢、三の矢と、矢は三度放たれます。
「大松明」は重さが約50kg程になり、桧の割板を桶のように輪じめにしたもので、那智山地元の人々の奉仕によります。
白装束に烏帽子姿の氏子らが、重さ50~60キロの大たいまつを担ぎ、133の石段を練りながら御神輿を先導。
場内には神職さんによる解説があり、わかりやすく神事を拝見することができます。
那智大社への行き方・歩き方
所在地 :〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1 熊野那智大社
TEL 0735-55-0321(午前8時から午後5時まで)
FAX 0735-55-0643
アクセス :車
[大阪~]
大阪から国道168号線・国道42号線を経て紀伊勝浦へ (約4時間)
大阪から阪和自動車道を利用して、南紀田辺インターより田辺西バイパス、国道42号線を経て紀伊勝浦へ(約4時間)
[名古屋~]
名古屋から東名阪道・伊勢道・紀勢自動車道を利用し、大内山インターより国道42号線を経て紀伊勝浦へ(約4時間)
紀伊勝浦より約20分
電車 :
[大阪~紀伊勝浦]
JRきのくに線新宮行 特急オーシャンアロー号・スーパーくろしお号で京都から約3時間50分、新大阪から3時間20分、大阪天王寺から約3時間・紀伊勝浦駅下車
[名古屋~紀伊勝浦]
JR紀勢本線・名古屋から特急ワイドビュー南紀号で約3時間・終点、紀伊勝浦駅下車
紀伊勝浦駅より熊野交通バスで神社お寺前駐車場まで約30分 、タクシー約20分
熊野交通ホームページでバスの時刻表をチェック
※紀伊勝浦駅のバスのりばは勝浦駅と表記してあります
飛行機 :
羽田空港~南紀白浜空港まで 1時間
白浜からJRで紀伊勝浦へ 1時間30分
関西国際空港や名古屋空港を利用し、JRにて紀伊勝浦へ
駐車場 :神社駐車場 30台 (神社防災道路通行料800円 必要)
※神社境内付近まで車でお越しになれますので、ご年配の方やお子様連れの方にお勧めです
那智の瀧前は 主にお土産物屋さんの有料駐車場になります