今日は旅行日だ、根室への中継地釧路への途中池田ワイン城を訪問。
十勝ワインは北海道中川郡池田町で作られているワイン。
ワイン工場は「ワイン城」と言われる町営のブドウ酒研究所である。
占冠(しむかっぷ)PAでは色とりどりの花が咲き誇っていた。
バスの車窓からの星野リゾート トマム、北海道勇払郡占冠村にあるスキー場・リゾートホテル・コンドミニアムを中心とする通年型複合リゾート地。
小高い丘の上に建つ、中世ヨーロッパのお城を思わせる池田ワイン城は、全国的にも名高い十勝ワインを造っています。
ワイン城のぶどう展示園は記念撮影に好適。
ワイン城の横にブドウ畑がある。
ワイン作りはブドウ作りからという基本的な考えに基づくもの。
自由に栽培園に入ることができる。
ここでは池田オリジナル品種「山幸」と「清舞」の2品種の耐寒品種が栽培されている。
地下室の地下熟成樽。
ワインを蒸留してブランデーにするためのアランビック。
コルク栓抜きコレクター。
色々なコルク。
十勝ワインで使われる樽。
ワイン瓶の型。
ワイン城4階にはいけだ牛、十勝牛や十勝ワインが味わえるレストラン十勝がある。
今日はここでお昼をいただいた。
池田ワイン城の屋上展望広場から見た十勝平野のパノラマ。
元々池田町は産業が乏しく、加えて1952年(昭和27年)の十勝沖地震とその後2年連続の凶作が重なって町の財政が破綻状態となった。
町民の暮らしも周辺に比べて貧しく、当時の町長であった丸谷金保が町内に自生している山ブドウをヒントに町営でワインの醸造に乗り出すことになった。
当然のことながらワインの醸造技術を知るものは町内にはおらず町役場職員の大石和也をドイツのミュールハイムに国費派遣しライネル・マルゲートが営むワイン醸造所に飛び込みで修行しはじめた。
また、つてを頼って戦後当時のソ連に抑留されワイン農場で働かされていた者を招いたという。
当時、ワイン酵母の国外輸出はドイツの国内法で禁じられていたが、マルゲートは大石の熱意にうたれ酵母の分配を黙認した。
1963年6月に1kLの試験醸造を始めたが、寒冷地に向いた品種のブドウではなかったため冷害でほとんど収穫できず、醸造技術も未熟で品質は安定しなかった。
当然ながら売り物にはならず、加えて本格的なワインがまだ日本で受け入れられなかったことから町内の農家はブドウ栽培を放棄し町長を批判する声が多くあった。
しかし、ドイツ派遣で習得した技術と耐寒性の高い品種のブドウに切り替えるなどして1975年になってようやく商品化に成功した。
池田ワイン城へのアクセス、行き方歩き方
住所:北海道中川郡池田町字清見83番地
電話:015-572-2467
JR池田駅下車徒歩約10分。