天神橋六丁目、角のビル、大阪くらしの今昔館、9階に上るとあら不思議、そこはなにわの町の中。
案内にある町の姿。
ぶらり歩けば江戸時代に迷い込む。
木戸門をくぐると大通りの両側に、風呂屋、本屋、建具屋、小間物屋、唐物屋、呉服屋、薬屋が並び、町会所の上には火の見櫓もあります。
春から夏までは天神祭のしつらいを再現した「夏祭りの飾り」、秋からは商いの店先の様子を再現した「商家の賑わい」をテーマとした展示となるほか、年中行事や季節ごとに変わる座敷のしつらいを楽しむことができる。
音と光によって朝・昼・晩の時間の変化を演出し、屋外のように1日の変化を体験できる。
来館者は町の中を自由に散策し、展示史料は原則として自由に手にとって触れることができる。
お風呂屋さんは、営業は朝から始まり夜まで入れるのですが、火事に対する配慮から、夕方には火を消すそうです。
盗難が多かった為にロッカーが必要で、その仕組みは、札に書いてある番号のロッカーに衣類を入れて、手で施錠します。
そして開ける時は、高座に札を渡して専用の道具を使って開けてもらうというものです。
浴室の洗い場が石敷き(タイル風)になっている点が、江戸との違いだそうです。
洗い場で体を洗い、ざくろ口をくぐって浴槽に入ります。
ざくろ口は、湯気を外に逃がさない様に工夫されたものですが、床を這う位しゃがまないとくぐれません。
浴槽はもちろん木製で、お湯の中で腰掛けられる様に板が出っ張っています。
洗い場には、引き札という木の札がたくさん掛かっており、お店の宣伝広告だったそうです。
ここは小間物屋さんかんざしなどが並んでいます。
江戸時代の天保期(1830年代)の大坂の町家と町並みを専門家による学術的考証のもとに、伝統的工法を用いて実物大で復元し、家具・調度を置いて当時の暮らしを再現しています。
呉服屋さんの店先。
路地には犬の親子、表情がリアルです。
後方の焼き杉板の塀や地面の状態もリアルに再現されています。
皆さんの衣装は貸衣装。
屋根を見ればねこがじゃれています。
居間には将棋盤まで置いてあります。
大通りから裏長屋へ回ると、狭い路地の両側に、町家が建り並び、中は布団が畳んでおいてあったり、昔の庶民の生活をかいま見ることもできます。
右奥の屋根の上には明り取りが見えています。
家の中から見れば、ひもで開閉ができるようになっている。
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