おみくじの祖として有名な元三大師 良源が開いたお寺で、元々は京都市北区にある船岡山南麗建てた「興願金剛院」のが始まりですが、豊臣秀吉の寺町建設の時に現在の場所に移っています。
元亀3年(1571年)、織田信長の比叡山焼き討ちは正親町天皇の女房奉書により免れたが、豊臣秀吉の寺町建設によって天正年間に現在地に移った。
度々の火事のため、現在の堂宇は寛政6年の再建になるものである。
1965年(昭和40年)に考古・歴史学者角田文衞により紫式部邸跡とされた。御黒戸四箇院のうち現存する唯一の摂家門跡である。
めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に 雲がくれにし夜半の月かな
境内の歌碑にある歌で、幼なじみに詠ったとありますが『紫式部が秘かに慕っていた男性』ではないかとも言われています。
紫式部は非常に頭の良い女性ではありましたが、その賢さから男性には敬遠されていたとも伝わります。
本堂前の枯山水式庭園の「源氏の庭」は、平安朝の庭園を再現している。
1965年に作庭された。白砂に洲浜形(源氏雲形)の苔島は金泥の雲を表現する。
庭は桔梗の花(6月-8月末)で知られている。
『源氏物語』に登場する朝顔は、桔梗の花になるという。
花の形から「桔梗紋」が生まれた。
美濃の山県氏、土岐氏一族は桔梗紋を紋所にしていた事で知られている。
明智光秀も土岐氏一族であり、桔梗紋を用いていた。
安倍晴明が使用した五芒星を桔梗印と呼び、現在の晴明神社では神紋とされている。
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