緒方川にかかる瀑布で幅120m、高さ20m様子から「東洋のナイアガラ」の別名がある。
滝ができたのは今から約9万年前。
熊本県阿蘇山の大噴火で発生した溶岩が滝周辺で堆積したことから始まる。
堆積した溶岩は、多角形の柱がいくつも縦につなぎ合わされた形で、その柱の隙間に水が入り込み、水流や水圧で圧倒された柱のつなぎ面が滝になっている。
日本の滝100選にも選出されました。
滝から200mほど下流にかかっている吊橋・滝見橋。
滝見橋は木製で歩くと吊橋らしくかなり揺れます。
吊橋を渡り、滝を一周してみる。
季節がらアジサイもきれいに咲いている。
滝の横には遊歩道が整備されていますし、滝の上の部分には車が走れる幅の道路まであり散策もできるので、川の水が滝となって流れ落ちる瞬間を間近で確認することができます。
滝上流の川中には緒方三宮社の立派な鳥居が建っている。
なんだか不思議な景観だ。
滝の横に祀られている不動明王像が睨みを利かせていました。
原尻の滝に併設されている飲食店と水車。
しかし、どうも営業されているような様子は見られなかった。
緒方疏水は、岡藩主第4代中川久盛公の創始によるもの。
元和9年の阿蘇山が大噴火し田畑に粉塵が積もる被害をはじめ、虫害による米価の騰貴、大旱魃、牛疫の流行による斃死など度重なる天災が本疏水を開削させるきっかけとなりました。
開削から360年が経過した現在では水量豊富で緒方「五千石米どころ」と呼ばれるほど豊かな米どころとなっています。
そしてこれは、キャッチフレーズの一つ、親水広場の2連水車です。
ここ豊後大野市緒方町は「日本百選の農村景観」にも選ばれた町であり周辺にはのどかな農村風景が広っています。
別府観光港からフェリーサンフラワーで帰途に。
別府湾の夕日に見送られる。
原尻の滝へのアクセス、行き方歩き方
所在地:大分県豊後大野市緒方町原尻936-1
電話:0974-42-4140
FAX:0974-42-4142
東海道・山陽新幹線「のぞみ」で小倉へ。小倉から特急「ソニック」に乗車し、大分駅乗り換え、豊肥線(阿蘇高原線)で緒方駅下車。緒方駅からはタクシー利用。
東京からは、寝台特急「富士」で大分へ直接はいることもできます。