上賀茂と下鴨、なぜ「カモ」の字が違う?
「『上賀茂神社』の呼び名も『下鴨神社』もいわゆる通称名です。
正式名称はそれぞれ『賀茂別雷神社』、『賀茂御祖神社』で、どちらも「賀茂」と書きます。
全国に賀茂社の末社は約1000社近くありますが、それらも「賀茂」「加茂」「鴨」と様々に使われており、どの時点でその漢字を使用するようになったかは、今では分かりません。」
神社内には2つの小川がある。
鳥のさえずりも小川のせせらぎも心地よく耳に届く。
糺の森と瀬見(せみ)の小川
下鴨神社の主祭神、玉依日売命(たまよりひめのみこと)は瀬見の小川で流れてくる丹塗りの矢を見つけました。
それを床の間に飾っていると懐妊しました。
それが上賀茂神社の主祭神、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)です。
河合神社 下鴨神社の摂社
祭神 玉依姫命 祭神は神武天皇の御母神
神徳 神武天皇とともに御母神として日本の建国に貢献された内助の御神徳は、日本婦人の鑑とも仰がれており、安産、育児、縁結び、学業、延命長寿の守護神として広く知られている。
由緒 鎮座の年代は不詳であるが、神武天皇の御代から余り遠くない時代と伝えられている。
「延喜式」に鴨河合・・(駒札より集録)
三井社(別名・三塚社)--河合社・末社
祭神
中社--賀茂建角身命(タケツヌミ)
西社--伊賀古夜比売命(イカコヤヒメ-タケツヌミの后神)
東社--玉依媛売命(タマヨリヒメ-タケツヌミ・イカコヤヒメの御子神)
河合社中門の前、参道をはさんで、朱色の瑞籬に囲まれて北面する3社合祀殿(三間社相殿流造・檜皮葺)で、下鴨神社の主祭神・タマヨリヒメとその両親神を祀る。
社頭の案内には、「古く、下鴨神社の領地・山代国愛宕・葛野郷には下鴨神社の分霊社が祀られていたが、当社もその一社で、蓼倉郷の総(祖)社として祀られていた神社。
山代国風土記(逸文)・鴨社の条にいう“蓼倉里三身社(タデクラノサト ミミノヤシロ)とは別の神社”」(大意)とある。
モミジの青葉が陽を受けてきれい。
糺の森では馬車による観光が行われていた。
アゲハ蝶を見つけました。
こちらはオニヤンマかな。
京都の上賀茂神社の神馬「神山号」です。
現在の神山号は、2011年の11月に戦後7代目の神馬に就任しました。
元の経歴は、千葉県の中山競馬場が寄贈した雌のサラブレッド「メダイヨン」で、比較的若いためこの先も長くお役目を果たして頂けると思います。
通常は、拝殿南にある“新宮門”(四脚門)が閉まっていて、一般者は入ることができないが、今日は開いています。
中に入ってみます、緑がきれいです、シャクナゲも咲いていました。
ならの小川では餌取りに夢中のサギ。
こちらでは子供が水遊びに夢中です。
蝶もトンボもサギも子供もあたたかい日差しの下、春を楽しむ一日でした。