大型連休中の恒例行事となった平城京天平祭、今年は5月3日から5月5日に行われました。
空は青く澄み渡り絶好のお祭り日和です。
まだ大極殿前庭は人影もまばら。
桜並木の南では平安時代の市が再現されています。
店の中を覗いてみると干し大根、タケノコ、さといも等が売られています。
平城京の日々の営みが再現されています。
着衣等はよく工夫されていると思われるが、足元を見るとどう考えても現代の履物。
あら探しはよくないかな。
大極殿前庭でNPO法人日本放鷹協会による放鷹術の披露が始まりました。
古代から伝わる「鷹狩り」。
諏訪流の鷹匠によるダイナミックな放鷹術。
低空飛行が得意なようです。
特別参加の少女の腕に無事着地。
その内「ゆかり風流行列」が始まりました。
奈良伝統の布作面伎楽団の怪しげで妖艶な踊りでは、思わず「お顔が見た~い!」
大仏連、なにわ連、にしき連、深雪連の皆さんの阿波踊りが登場。
阿波おどり大仏連は、総勢何と150名の大所帯、皆さんも「踊らにゃ損損!」
琉球国祭り太鼓。
韓国ナムサダン伝統舞踊。
平城宮跡はひろく、祭事が行われているエリアを少し外れるとのどかな古代遺跡の風景が広がる。
東院庭園でよみがえる古都の宴と題する寸劇が行われるというので覗いてみる。
隅楼の屋根の上には鳳凰が。
東院庭園ではこれまでの発掘調査によって、奈良時代前期後期の2時期にわたる庭園が発見されています。
その後、全体を復原する試みが行われ、奈良時代の日本庭園を代表する景観が復原されています。
池にはキショウブや杜若が咲いていて貴族の邸宅といった趣です。
寸劇が始まって間もなく上空に虹と光環が現れました、瞬く間に消えてしまったので見逃した人の方が多かっただろうね。
広廂(ひろびさし)と縁の上で演じられているのは、天平年間の始め、大伴旅人が帥として赴任した大宰府での宴席の様子で、その手前の方では一世代後、息子の家持や女性達の語らいが演じられ、それが時と場を違えて交差するという、なかなか凝った演出の寸劇です。
劇は主人公の大伴家持が歌で女性を口説き、冥界にいる父大伴旅人は宴会をしているものでラストに二人が邂逅する話でした。
平城宮跡へのアクセス、行き方歩き方
1 近鉄西大寺駅北口から平城宮跡資料館まで徒歩10分
2 近鉄奈良駅から奈良交通バス
西大寺駅行きで遺構展示館へは平城宮跡平城宮跡資料館へは二条町下車すぐ
東院庭園へは、航空自衛隊行き・西大寺駅行きで法華寺下車、西へ徒歩10分
朱雀門へは、赤膚山行き・学園大和町5丁目行き・西登美が丘5丁目行きで二条大路南2丁目下車すぐ