岩船寺から始まって当尾の石仏を巡り浄瑠璃寺についた。
寺の入り口から長い参道が続き奥まったところに山門がある。
浄瑠璃寺の所在する地区は当尾(とうの)の里と呼ばれ、付近には当尾石仏群と呼ばれる、鎌倉時代にさかのぼる石仏、石塔などが点在している。
行政的には京都府に属するが、地理的には奈良の平城京や東大寺からも近く、恭仁宮跡(奈良時代に一時期都が置かれた)や山城国分寺跡も近い。
浄瑠璃寺山門。
梵鐘の廻りもアジサイに埋もれている。
池のほとりから三重塔を望む。
三重塔は平安末の治承二年、京都一条大宮から移されて来たもの。
初層内は扉の釈迦八相、四隅の十六羅漢図などと、装飾模様で壁面が埋められている。
本堂の裏にもアジサイが満開。
本堂には9体の阿弥陀如来像を安置することから九体寺(くたいじ)の通称があり、古くは西小田原寺とも呼ばれた。
境内には小さな石仏が放置されたかのごとく集められている。
参道の途中に食事処「あ志び乃」がある。
参道の食事処の土塀。
昔は、土塀を造るのに2年ほどかかったという。
藁と土を混ぜて発酵させて粘りが出てから使うのでハンマーで叩かないと崩れない程丈夫だそうです。
食事されない方もどうぞとの案内なので中に入ってみる。
庭園はかなり広く、もともと、浄瑠璃寺の境内だったと思われた。
園内はアジサイが繁りまるで迷路。
トンボも休憩中。
沢山の種類があり開花期間も長期に及ぶ。
レストランに続く径の廻りは風情のある雰囲気だ。
浄瑠璃寺へのアクセス、行き方歩き方
住所:京都府木津川市加茂町西小
電話:0774-76-2390
JR「奈良駅」から「浄瑠璃寺行」のバス約25分「浄瑠璃寺前」~徒歩3分、または大和路線「加茂駅」から「加茂山の家行」のバス約22分「浄瑠璃寺前」~徒歩3分