表題はツアー募集のうたい文句。
表題につられ今回はいくつものエラーをやってしまった。
歌川広重の描いた三保の松原、暴れん坊将軍の吉宗が馬で疾走する風景等からイメージを膨らませてしまっている。
先ず、三連休のツアーに参加してしまったこと、渋滞の連続で到着が2時間も遅れ、訪問地をパスしたり散々。
リタイアした後は連休の感覚がない、ツアーがスタートしてしまってから、アアそうか。
もう一つ、夏の富士は自然現象から見えずらく、また、雪の無い富士は迫力に欠けることは頭では判っているが目の当たりにしてガックリ。
鎌ヶ崎遊歩道をスタート。
三保の松原、羽衣の松の近くにある遊歩道。
松林の中を海の道0.7km、山の道0.7km。
潮鳴りを聞きながらの散策は気持ちが良い。
毎年10月中旬頃に三保羽衣の松前で、薪能が行われます。
羽衣伝説発祥の地で、羽衣の松を鏡板に能「羽衣」などが演じられます。
忘れめや 山路打出て 清見がた はるかに三保の 浦の松原
三保の松原が一番きれいに見えたのは、本当は興津・清見崎(現在の清見寺付近)からだ。
現在は真ん前に興津埠頭があるが、今から40年ほど前までは東海道線の直ぐ近くまで相模湾の波が押し寄せていたとのこと。
美しい三保の松原が遠望できたのであろう。
新日本三景
1915年(大正4年)、日本三景にならって実業之日本社主催による新日本三景の選定が行われた。
全国投票の結果、以下の3つが選ばれた。
大沼(ポロトー) … 北海道亀田郡七飯町にある堰止湖。北海道駒ヶ岳を借景する。
三保の松原 … 静岡県静岡市清水区にある砂嘴。富士山および伊豆半島を借景する。
耶馬渓 … 大分県中津市にある渓谷。
イメージにある風景とはあまりにもかけ離れた景色。
夏の入道雲に隠された富士に無粋な波消しブロック。
1980年代から三保の松原の砂浜は、波の浸食により消失の危機に見舞われている。
原因は、1960年代に安倍川により流された土砂を大量に採掘したため、土砂の需給バランスが崩れたことと考えられている。
現在、静岡県は海岸から百メートル程の地点に消波ブロックを点在して設置し、砂を補給するなどの養浜対策を講じている。
また「羽衣の松」を含む多くの松林が徐々に枯死する症状も進行している。
静岡県などが対策に乗り出しているが、根本的な解決策が見つけ出せずにいるのが現状。
愛鷹山が見えています。
対岸の沼津にある愛鷹山と、富士にある浮島台地がほぼ一直線なのです。
能『羽衣』のキリの謡は「天の羽衣浦風に棚引き棚引く、三保の松原浮き島が雲の、愛鷹山や富士の高嶺…」とあります。
この「浮き島」は富士山の噴火により出来上がったといわれる愛鷹山が太平洋との間に作った湿原地帯のことをいいます。
天女は羽衣を浦風にたなびかせながら、三保の松原や浮島が原、愛鷹山を眼下に眺めつつ、富士の高嶺を越えて天つみそらに霞にまぎれて見えなくなるのである。
愛鷹山、箱根連山、伊豆半島までの壮大な眺望が駿河湾越しに楽しめる。
また、毎年元旦の朝には大勢の人々が集い、伊豆半島の山々から昇る初日の出を拝む。
三保の松原(みほのまつばら)は、静岡県静岡市清水区の三保半島にある景勝地。
その美しさから、日本新三景・日本三大松原のひとつとされている。
日本の白砂青松100選にも指定されている。
白い帆のヨット、磯遊びを楽しむ人々が見えています。
清水灯台(しみずとうだい)は、静岡県静岡市清水区にある三保半島の東端に立つ、白亜の小型灯台で、水平断面が八角形をしている。
日本で最初の鉄筋コンクリート造灯台で、歴史的文化財的価値が高いので、Aランクの保存灯台となっていて、現在も建設当時の姿をそのまま残す。
今回のツアーは「ウォーキング」です。
皆さん、このような道なき道を炎天下をものともせず、黙々と歩きます。
途中、観光もあまりありません、私のように撮影が目的の人間は、何かを見つけようと必死で被写体を探します。
一回シャッターを押すたびに、4~5人の人に追い越されます。
ウオーキングのツアーは、観光目的のツアーでは見られないところを案内してくれますが、ただ黙々と歩くことを主題としていて、撮影者には少しきついのです。
ウォーキングの途中で見つけたスナップ。
秋が近いことを感じさせてくれます。
真崎海岸近くで釣りを楽しむ家族。
三保半島沖は海釣りのポイントが多くあります。
真鯛・ワラサ・キス・黒鯛・サヨリ・カンパチ・ヒラメ・ソウダガツオなど太公望も大満足です。
岬の先端にある真崎灯台を回る頃には陽も西に傾きかけていました。
内浜、真崎とふたつの海水浴場を持つ三保は、夏になると海水浴客でにぎわう。
それだけではなくウインドサーフィン、ヨット、カヌー、ダイビング、ウェイクボード…と、三保で行われているマリンスポーツは数多い。
港湾でありながらビーチもある三保は、マリンスポーツに適した土地柄。
さらに、冬でも水温が高いため一年を通してスポーツを楽しむことができ、波が静かで安全な内海と波が激しく挑みがいのある外海を併せ持つなど、好条件が揃っている。
マリンスポーツを楽しむ若者、磯遊びを楽しんだ家族連れ、我々ウォーキングの面々、いろんな人が行き交う三保マリーナです。
三保の松原へのアクセス、行き方歩き方
JR清水駅より三保ランド行きバスで25分、「三保松原入口」下車、徒歩10分