標高840mの比叡山頂の庭園美術館。
1.7haの園内に1,500種10万株の花が咲き乱れるここガーデンミュージアム比叡は、フランスの設計者により2001年にオープン。
園内にはモネ、ルノワール、ゴッホなどフランス印象派画家たちの作品が陶板画として45点飾られて、季節ごとに表情を変える花々とともに、訪問者の心を魅了してくれます。
クロード・モネ 「庭の女たち」
「庭の女」を描いている時、画家のクールベがモネを訪ねてやってきました。
ところが、モネは絵筆を持ち、じっと立ったまま、何もしないのです。
どうして描かないのかと、クールベは尋ねました。
「ご覧の通り、太陽が出ていないからだよ」と答えたモネ。
クールベは笑いながら、影の部分は太陽が出ないと描けないけれど、
背景なら今でも描けるよと言いましたが、
モネは頑固に太陽が出るまで待っていたそうです。
散歩、日傘をさす女性
観る者がこの二人(妻カミーユと息子ジャン)を見上げるような視点で描かれる本作で最も印象的なのは、逆光と風の中のカミーユのおぼろげな表情にある。
「じょうろを持つ少女」 ルノワール
「セーヌ川の舟遊び」 ルノワール
画面の上に白い煙を吐いている蒸気機関車がわずかに見えます。
この頃、蒸気機関車は近代化の象徴のようなもので、蒸気機関車に関する作品をマネやモネも描いていて、印象派の画家達は、産業化に伴う自然の変化をあまり抵抗感も無く、いち早く取り入れています。
「果樹園の家族」 レイセルベルヘ
ルノワール パラソルをさした女
田舎のダンス ルノワール
作品は、栗の木の下で踊る男女を描いている。
男性は画家の友人ポール・ロートで、女性はのちに画家の妻となるアリーヌ・シャリゴ。
二人の人物像は等身大で描かれ、絵の大部分を占めているが、背景には右手にテーブルと地面の帽子が見えている。
女性は右手に扇子を持っており、鑑賞者に向かって微笑んでいる。
作品は明るく陽気な雰囲気に溢れており、女性の衣服にも黄色い手袋、赤い帽子など温かい色彩が使われている。
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ガーデンミュージアム比叡へのアクセス、行き方歩き方
京都市左京区修学院尺羅ヶ谷四明ヶ嶽4番地
075-707-7733
京阪電車出町柳駅で叡山電車に乗換え、八瀬比叡山口駅下車後ケーブルとロープウェイを乗り継ぎ。
JR京都駅または京阪電車三条駅・出町柳駅からバスで「比叡山頂」下車。
JR比叡山坂本駅、京阪電車坂本駅から徒歩またはバスで坂本ケーブルに乗換えケーブル延暦寺下車後徒歩とバスで「比叡山頂」下車。
JR京都線からJR奈良線で東福寺駅下車、京阪電車に乗り換え、出町柳駅から叡山電車、ケーブル、ロープウェイ。