住之江区の新木津川大橋をスタートしてこの橋が三番目、最後の橋です。
大正区の橋の多くは渡し船があるが、なみはや大橋は代替の交通手段が少ない、バスの本数も少なく渡ったら大阪港へ抜けるしかない。
ベタ踏み坂ふうに見えるのは大正区側の入口、この「なみはや大橋」の中央部の高さは水面から約45mで、勾配は約6.9%。
ダイハツ工業のテレビCMで話題になったベタ踏み坂(江島大橋)。
しかし、大阪のベタ踏み坂「なみはや大橋」の勾配は、本家の「江島大橋」(約6.1%)よりも勾配が急(約6.9%)!
なみはや大橋の構造は桁橋で、途中でS字カーブを描く複雑な構造です。
橋の中央支間は約250mで、桁橋としては日本最大級。
しばらく歩いてゆくと橋の勾配が急にきつくなって来ます。
まるで天に向かって上がってゆくような感じ。
橋の中央部の最高点は高さ約45mで、15階建てのビルの高さに相当します。
急勾配を繰り返し往復するランナーも、ラン仲間の間でも坂練の場所として有名なところ。
これは、なみはや大橋の架かる尻無川が水上交通の要衝であり大型船の通航が多く、水面からの高さを確保する必要があったからです。
尻無川水門の頭上に、まるで巨大なUFOのように大きく見えているのは、「京セラドーム大阪」。
先ほど渡った千歳橋、正面に見えているのが昭和山、その向こうに通天閣、橋とオーパラップしていて見にくいかな。
尻無川越しの風景。
飛行機を発見。
後を追っていくと伊丹空港に着陸しました。
なみはや大橋の西側の眺望としては、天保山の大観覧車と大阪港に架かる此花大橋、大阪市環境局の舞洲工場、ひときわ目立つのが天保山JCT。
赤色の塗装が鮮やかな全長982mの「港大橋」の威容が。
1974年(昭和49年)に完成したこの橋は、世界最大級のゲルバートラス橋で、橋下を大型コンテナ船が航行できるよう、海面から桁下高が51mとなっています。
上下2層のダブルデッキ構造になっていて上部を阪神高速16号大阪港線が、下部を阪神高速4号湾岸線が通っています。
橋の左手に見えているビルは、高さ256mの大阪府咲洲庁舎。
赤レンガ倉庫
築港が国際港として整備されると、大正12 年(1923)に住友倉庫によって物流拠点として竣工しました。
昭和3年(1928)には鉄道が開通し、貨物列車の発着駅となり、国内外の港を結ぶ貨客船の貨物積み降ろしが行われていました。
しかし戦後、昭和40年(1965)以降になると、貨物運搬はコンテナ(貨物を納めた移動式倉庫)が主流となり、赤レンガ倉庫は必要とされなくなり、平成11年(1999)に倉庫としての役割を終え、現在は大阪市が管理しています。
アンデルセンのマーメイド像
中央突堤には回航された「ぱしふぃっく びいなす」が停泊しています。
巨大なループが特徴的なジャンクション、りんくう方面へ向かう阪神高速4号湾岸線と神戸へ向かう5号湾岸線の出入口が複雑に絡み合って見事な景観を見せる。
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