夕日に染まる瀬戸大橋とライトアップ

地域

鷲羽山からの夕日を撮影したく、津山を切り上げ倉敷へ向かう。
鷲羽山から見た瀬戸内海に沈む夕日は「日本の夕日百選」に選定されている。

また、日の出の美しさも格別で「初日の出」には多くの人が訪れる。
そして今日はライトアップの行われる日なのだ。

瀬戸大橋は塩飽諸島の5つの島の間に架かる6つの橋梁と、それらを結ぶ高架橋により構成されており、橋梁部9,368 m、高架部を含めると13.1kmの延長を持つ。

これは鉄道道路併用橋としては世界最長で、人工衛星写真でも確認できる。
橋梁は吊り橋・斜張橋・トラス橋の3種類を併設。
対岸には讃岐富士も見えています。

昼は瀬戸内海の水面がキラキラと眩しいほどに輝き、海上に点在する大小の多島美と広大な橋と重なりあって絶景です。

櫃石島と岩黒島を結ぶ美しい橋で、当初はトラス橋の建設が計画されていましたが、瀬戸内海の景観を損なわないようにとの配慮で、白鳥が羽をひろげたような優美な形の斜張橋が架けられることになりました。

吊橋についで長い支間に適しているこの斜張橋は、全長792m、中央支間長420m、主塔の高さ152mです。
H型の主塔から左右対称に張られたケーブルの数は1基の塔につき88本で、このケーブルが橋を支えています。

この海域は国際航路にあたる瀬戸内海の主要航路で大型船の往来が最も激しいところであるため、橋台や橋脚はできるかぎり三子島の付近に集めてあります。

また橋桁の高さは海面から65mもあり、世界最大といわれる50万トン級の大型船がゆうゆうと通過できる高さを誇っています。

この時期、夕日の沈む位置が陸寄りに来てしまうので、季節を選ぶと、もっと綺麗な夕日と海を見られます。

午後7時、ライトアップが始まりました。
瀬戸大橋のライトアップは概ね年末・年始、GWと、毎週土曜日など年間80日程度。
オススメは鷲羽山展望台。

現在、橋梁のライトアップが事前に決められた日にしか行われないのは、ライトアップの光により「明るすぎて眠れない」「漁業に影響が出る」等の光害に対し住民に配慮したものである。
なお、このライトは元々、橋梁の保守・点検用である。

鷲羽山は瀬戸内海を望む標高133mの山。
鷲が羽根を広げたような山容からこの名があり、瀬戸内海国立公園特別地域に指定されている。

駐車場から歩いて10分の第2展望台や鷲羽山レストハウス(時間:9時~17時30分、休み:無休、電話:086-479-9164)からは、瀬戸内の島々や四国の山並みが一望できる。

下津井瀬戸大橋
最も本州側に渡る橋で、この橋のほぼ中央が香川県と岡山県の県境になります。
全長1447m、主塔の高さは149m、橋桁から海面までは31m、ケーブルの直径94cm、中央支間長は940mです。

長い支間を持つ橋に適した吊橋であるこの橋のケーブルは、鷲羽山の景観を損なわないとの配慮から、その北端を2本のトンネルの中にコンクリートで固定されており、この工法は世界でも珍しいものです。

すっかり日が落ちてしまいました。
大橋の対岸には坂出のゴールドタワーも見えています。

現在、8時前です。
4時に現地に到着してよくも熱心に撮り続けたものです。
気が付くと周りに人気がなくなっていました。
今度は春先にでも来て海に沈む夕日を撮ろう。

鷲羽山へのアクセス、行き方歩き方

倉敷市下津井田之浦
JR児島駅から車で約10分(4Km)
瀬戸中央自動車道児島ICから車で約10分(4.5Km)
倉敷駅より車で40分
岡山駅より車で60分