北京における民家のなかで最も一般的な建築と言われているのは四合院と言われる住宅。
四合院とは中国特有の密閉型建築で、敷地中央に配置された空間(中庭)を囲むように、四棟の家屋を東西南北に対称的に配置された建物のことを言う。
対称形に配置された平面と、閉鎖型に造られた外観が四合院の特徴となっているわけです。
地方には二階建てやそれ以上の四合院もありますが、北京では殆どが平屋の四合院となっている。
四合院建築は漢代に確立したと言われているのですが、その後は明~清時代までその伝統建築が伝えられた。
今日、北京に残る多くの四合院は清代に建てられたものです。
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