両足院は建仁寺第35世龍山徳見禅師が開創の建仁寺の塔頭寺院。通常は拝観できない庭園を特別公開する。
方丈の東側にある方丈東庭、枯山水庭園
左に、書院前の庭園入口としての中門(木戸)と竹垣、その向こうに2つの茶室が見えます。
初夏の頃には半夏生(ハンゲショウ)が池辺を彩る。
書院東側に広がる池泉廻遊式庭園、別名「半夏生の庭」書院東廊下を茶室への小径近くまで進み、そこから振り返ります。
写真左手の石橋を渡ると茶室です。
半夏生(夏至から数えて11日目の7月1日頃から七夕頃までの5日間が半夏生)の頃に花を咲かせることに由来する説や、葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」とする説があります。
池の北側には織田信長の弟織田有楽斎好みの如庵の写し「水月亭」、その右には六帖席の「臨池亭」が並びます。
農家にとっては大事な節目の日で、この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安で、この日から5日間は休みとする地方もある。
この日は天から毒気が降ると言われ、井戸に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされたりした。
なお、七夕にも農作業を休むとする伝承が多くの地域に伝わる。
近畿地方の一部地域では蛸を食べる習慣があり、現在では近畿地方各地の小売店が盛んに販売促進活動を展開している。
田に植えた苗が、タコの足のようにしっかりと根付くようにとの願いを込めたもののようです。
福井県大野市では江戸時代に大野藩藩主がこの時期に農民に焼き鯖を振舞ったという逸話があり、現在も大野市を中心とした地域では半夏生に焼き鯖を食べる。
この頃に降る雨を「半夏雨」(はんげあめ)と言い、大雨になることが多い。
地域によっては「半夏水」(はんげみず)とも言う。
書院の奥に閼伽井庭という坪庭があります。
庫裡と方丈を結ぶ廊下に面した坪庭で、京の町屋では良くみかけま。
小さな坪庭、差し込む光がやさしい。
蹲踞だろうか、あまり実用的でないようだが。
そして案内が出ていて両足院の鎮守が祀ってある毘沙門天堂へ出られます。
そこにも枯山水庭園がありました。
関連記事
- 小野篁の冥土通い 六道珍皇寺
- 冥界への入口に建つ六波羅蜜寺
- 7年ぶり半兵衛麩
- けいはんな記念公園の紅葉見頃
- 法金剛院 早朝拝観
- 在原業平隠棲の十輪寺
- 山城 善峰寺 アジサイ紀行
- 楊谷寺のアジサイ 今年はアンブレラスカイが人気
- 洛西の名刹 正法寺
- 西行ゆかりの寺 花の寺勝持寺
≪バスツアー/テーマのある旅特集≫クラブツーリズムお勧めツアーこちら!
両足院へのアクセス、行き方歩き方
京都市東山区花見小路四条下ル小松町591
阪急電車…「河原町」下車、徒歩10分
京阪電車…「祇園四条(四条)」下車、東へ信号二つ目、花見小路突当たり徒歩7分