9月、何かと、秋を感じるようになって来た、今日この頃、植物園でも、夏から秋“華やかさ”から“すがすがしさ”へと季節の変化が始まりました。
パンパスグラス、南米ブラジル原産の多年草で切花やドライフラワーに用いられます。
メタセコイアは1941年に当植物園の元園長、故三木茂博士が化石植物として命名し、後に、中国の四川・湖北省に生き残っていることが発見されました。
北米や中米の砂漠植物として知られたリュウゼツラン(アガーベ)、キミガヨラン(ユッカ)の類を主として、乾燥気候地の植物景観をあらわしています。
リュウゼツランの仲間はメキシコに多く、海抜2,000m以上の高原に育つため乾燥や寒さに強く、この付近でも越冬することが可能です。
また、少しずつ形の違うキミガヨランの仲間も育っています。
シュロ、ブラジルヤシ、ヤタイヤシ、カナリーヤシなどのヤシ科植物のほか、ニューサイラン、ニオイシュロラン、タイワンソテツ、バショウなどが植栽され、独特の景観を作りだしています。
タケやササは、地下茎(地中に生える根茎)が伸びる植物で、品種同士が混ざらないように冬の作業の一つとして、伸びた根茎の除去作業を行っています。
日本に自生している約600種の樹木のうち、約250種を「常緑広葉樹(照葉樹)」、「落葉広葉樹」、「針葉樹」の順で奥に向かって配置しています。
今、植物園では様々な木が実を付けています、収穫の秋です。
画像はクヌギの実
実は他のブナ科の樹木の実とともにドングリと呼ばれる。
ドングリの中では直径が約2cmと大きく、ほぼ球形で、半分は椀型の殻斗につつまれている。
殻斗の回りにはたくさんの鱗片がつく。
この鱗片は細く尖って反り返った棘状であり、この種の特徴でもある。実は渋味が強いため、そのままでは食用にならない。
大阪と近郊の水辺の植物には、開発による生育地の消失や水質の悪化などにより絶滅の危機に瀕しているものが少なくありません。
この場所では、そのような植物を含め、約80種類の水生植物が鑑賞できます。
画像はディレクターG・T・ムーア、紫色の代表種、繁殖ががやや弱い。
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