大原を静かに散策したいなら冬に限ります。
静かな民宿の露天風呂に身をひたし、人もまばらな三千院や寂光院の散策・・・・
大原のバス停のそば、雪だるまがお出迎え、正月に降った雪で作ったものだと。
周りの空気は冷たく、キーンとしているが、風がなく、なんとなく穏やかな小春日和。
♪京都 大原 三千院
恋に疲れた 女が一人
結城に塩瀬の 素描の帯が
池の水面に 揺れていた
京都 大原 三千院
恋に疲れた 女が一人♪
道端にかの有名なデュークエイセスの「女ひとり」の歌碑がありました。
思わず口づさんでしまいます。
沿道には漬物屋さんが軒を連ねる。
京郊外の大原はシソが名産だったが、平家滅亡後に大原に隠棲した建礼門院(平徳子)が、里人の差し入れた漬物を気に入り、紫葉の漬物=「紫葉漬け」と名付けたという伝承がある。
ミノムシは固く殻を閉ざす。
『枕草子』 – 「蓑虫、いとあはれなり。鬼の生みたりければ、親に似てこれも恐しき心あらんとて、…八月ばかりになれば、「ちちよ、ちちよ」と、はかなげに鳴く、いみじうあわれなり」
(ちなみにミノムシが鳴くことはないため、誤解も含まれていると思われる)
春の訪れを告げるネコヤナギが芽吹いています。
春が近いことを感じさせます。
沿道脇の農地、のどかに煙がたなびく。
大原は、日本一のしその里。
この時期休耕中ですが、大原の地形や気候などが、しその栽培に適しています。
しその品種は、先祖伝来の色・味・香りの良いちりめん種を守り育てています。
主に伝統のしば漬や梅干しなどの材料として用います。
見渡す限りの大原、植えられているのは菜の花かな。
昔は、大原の里一面に菜の花畑が広がっており、今よりも自然が豊かだったそうですが、現在ではその面積が減少し、わずかに菜の花漬用として栽培されているだけです。
悩ましい姿のダイコンが転がっていた、・・・・しかし、少ししわが多いようです。
のどかな田園風景、奥に見える雪をいただいた山は蓬莱。
京の泊りは大原温泉湯元 京の民宿 大原の里
大原名物「味噌鍋」発祥の民宿
味噌作りを続けて100年。添加物を使わずこだわり製法で作った味噌をベースに、自家菜園で採れた京野菜・京赤地鶏を使った京都大原の恵みを詰め込んだ味噌鍋♪森林に囲まれた五右衛門露天風呂も人気の1つ
そして民宿周辺には、京都観光の定番・三千院や寂光院などの見所も多く、大原観光の拠点としてもとても便利!
一つだけ注意事項。
付近にはコンビニ等の店がありません、そのつもりでご用意を。
最寄りのコンビニは大原バス停より京よりへ二つ目のバス停大長瀬町にある。
宿から徒歩30分くらいかかります。
大原へのアクセス、行き方歩き方
大阪駅より約25分、京都駅中央改札出口下車
京都バスC3乗り場、17系統大原行にて約1時間