優雅な庭園を眺めながら堪能 日本一のうなぎ 「かねよ」

滋賀県

琵琶湖疏水の散策に出かけ、京都と滋賀の県境・逢坂山に店を構える明治5年創業の老舗・かねよで優雅な庭園を眺めながらうなぎを食す。

雅趣に富む庭園に引き込まれた音羽山の清水のせせらぎを聴きながら・・・・・

八百坪もの優雅な庭園を眺めながらお座敷でうなぎが食べられる。
レストランと個室がある、サービス料10%必要だが、深い緑に誘われて個室を選ぶ。

いけすにはうなぎや鯉が入れられている。

迷路のような庭園内には個室がいくつもあるようだ。
車椅子のままでも利用可能な個室も用意されている。

箸置きまでウナギだ。

ここの名物は初代が考案した、うなぎ丼・きんし丼。

浜松産のウナギは蒸して焼く江戸焼で、創業以来のタレを追い足ししている。
上には京風だし巻が1枚ドンとのせられ、関東と関西の味覚が見事に融合。

部屋の前は池。

アセビが季節を感じさせる。
すぐそばにある車の往来が激しい東海道の喧騒が嘘のように静かだ。

部屋からは桜も、本店には素敵な日本庭園があり、例えどんぶりだけでも、その庭に点在する離れの座敷で食べることができるのです(サービス料は必要)。

東海道53次大津宿走井茶屋。

ここは逢坂山関址、謡曲で有名な蝉丸神社も近い。

これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関

盲目の皇子「蝉丸」が山に捨てられ、哀しみの中で琵琶を弾いていると、狂人となった姉が現れ、二人の身の不幸を嘆き合う話。

因果応報や姉弟の情、与えられた運命に従う悲しくも美しい姿を名文句で謳い上げる。

高貴な姿から一変する様子や、二人が掛け合いで別れを惜しみ合う場面など、涙を誘うドラマティックな演出が見どころだ。

夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関はゆるさじ  清少納言

まだ夜が明けないうちに、孟嘗君の故事のように鶏の鳴きまねをして関守を騙して門を開けさせようとしても、ムダですよ。

私と貴方の間にある逢坂の関はけっして開きませんからね。

函谷関の関守は騙せたとしても、私はそうはいきませんよ。
ずっとガードが固いですわよ。


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