茅葺の母屋の奥に宿泊棟が見え、更にその奥にも、もう一棟の宿泊棟があります。
観光地でもないこの様な山間部の片田舎で、どうして宿を270年程も続けられるのか不思議。
杉野集落を流れる杉野川の源流辺りから、美濃国境の八草峠を経て、揖斐川源流坂内川流域に通じる道を通って、古くからの通婚や経済的交流があった。
今は国道303号線となっている道である。
この道をとおる旅人相手の宿だったのだろう。
1770年代の書状が残っているので、その頃にはもう宿としの営みがあったと思われる。
炭や薬などを運ぶ商人達の宿として重宝がられていたのでしょう。
かってこの長治庵の前を通っていた国道303号線は、今はバイパスとして杉野川を隔てた南側を通り、集落内の道は車も殆ど通らない静かな道となっている。
がっしりした骨組みが見えています、年代を感じさせます。
山菜料理中心のお昼、フキ、ミョウガ、ワラビ・・・懐かしい素材のオンパレード。
マスの竹皮蒸し、「骨まで全部食べられます」とのこと。中を見てみると・・
しっかり蒸されています。
頭も骨も尻尾も、キレイにいただきました。
鹿肉ポン酢、鹿・・・美味しい!想像以上にやわらかい。
久しぶりに田舎を思い出し感激!!
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