地獄谷野猿公苑(じごくだにやえんこうえん)は、長野県下高井郡山ノ内町の地獄谷温泉にある野性のニホンザル(Macaca fuscata)の保護および観察を行っている野猿公園。
冬場に温泉にサルが浸かる国際的な観光地。
英語圏では“Snow Monkey Mountain”とも呼ばれる。
冬季間は渋温泉から地獄谷駐車場間に続く道は封鎖され、上林温泉の無料駐車場からのアクセスとなります。
約30~40分の山道、最初と最後が坂になるが途中は平坦な道。
しかし、道はぬかるんでおり、長靴等それなりの用意が必要かと思います。
1964年の開苑当時、好奇心旺盛な仔ザルが付近の旅館「後楽館」のヒト用の露天風呂に入浴し、それを大人のサルが真似をし始めたのが始まりで、のちに、衛生面から「お猿さん専用の露天風呂」が整備された。
2012年末現在、50-60頭が12月から3月の間に入浴する。
ここには川沿いに露天風呂もあり、宿泊と日帰り温泉入浴が可能です。
野猿公苑の見学で冷えた体を温めに、今度は自分が温泉に入るのも良いと思います。(日帰り入浴時間は正午~午後3時)
さらに、運が良ければ?猿が旅館の露天風呂に入り、猿と混浴になることもあるそうです。
野猿公苑のそばには、国の天然記念物「渋の地獄谷噴泉」があり、こちらも見どころです。
地中から音を立てて熱泉が吹き上がり、高い時には20mにも達する光景を見ることができます。
ここから公苑まで約5分。急な階段です。
公苑に入ると早速います、恍惚とした表情が何とも言えない。
猿が入浴するという温泉、猿の数より人の数の方が多い。
長野オリンピックでのスノーボードのハーフパイプ会場となった「かんばやしスノーボードパーク」がそばにあったため[、長野五輪のころから各国のメディアが紹介し、日本国外にも公苑が知られるようになった。
観光客の内、約2割が日本国外からで、サルが風呂に浸かる冬季は、多いときは3-4割が日本国外の観光客で、中でもスキー観光の際に訪日するオーストラリア人観光客が多いと報道される。
また、日本国外の観光客は、2006年は約14,000人、2009年には約18,000人、2010年には約23,000人いた。
公苑によると、2010年の1月の時点で、冬季の平日の平均来場者が約150人で、うち半数以上が日本国外人で、多いときは7割を超える日もあり、週末や休日などは、観光客が多い日は500人前後が訪れるが、うち約半数は日本国外人で占められていると話していた。
人になついており観光客の側に寄ってくる。゜
こんな表情とか。
こんな表情も。
露天風呂は渓谷沿いにあり、人が入っても気持ちが良さそうなロケーションで、冬場は41度に温度を設定しているそうです。
サルが温泉に入るのは、体を清潔にするなど水浴びの意味ではなく、雪が降るほどの寒さをしのぐためのものと考えられている。
入浴するのはメスと子猿がほとんどだとされ、風呂に入るオスザルはほとんどいない。
理由は、雄猿は群れを守るためにすぐに行動できる態勢をとっているからと、毛が濡れて自身の体が小さく見えるのを嫌うから、だと考えられている。
また、サルは湯冷めをしないといわれている。
サルは汗腺が少なく、寒冷地適応もしているためと説明される。
こんな微笑ましい風景も見られます。
川を軽々と飛び越え動き回る。
ギャーギャーとわめき声をあげて献花があちこちで始まる、とこにはちゃんと仲裁役もいるのです。
周囲は冷え込んでおり、日陰に入ればこの通り。
温かい冬の日差しを浴びながら大阪に向かう。
関連記事
- 世界で唯一 温泉に入るサル「地獄谷野猿公苑」
- よませ温泉
- 早春の松本城
- 雲場池散策
- 軽井沢アウトレット
- 旧軽井沢駅舎記念館
- 軽井沢聖パウロカトリック教会
- 避暑地軽井沢発祥の地 ショー記念礼拝堂
- ヴォーリズの設計 軽井沢ユニオンチャーチ
- 旧軽井沢カフェ「涼の音(すずのね)」
≪バスツアー/テーマのある旅特集≫クラブツーリズムお勧めツアーこちら!
地獄谷野猿公苑へのアクセス、行き方歩き方
長野県下高井郡山ノ内町平穏6845
鉄道:JR東日本長野駅より長電バス(急行 志賀高原線)で40分、上林温泉口下車、徒歩30分。
鉄道:長野電鉄湯田中駅より長電バス(志賀高原方面行き)で10分上林温泉下車、徒歩30分。