外村繁氏は、五個荘商人を代表する外村宇兵衛家から分家した一族の出身。
近江商人を題材にした作品を数多く残して第1回芥川賞の候補にもなった作家。
邸宅内部は「外村繁文学館」として、外村繁氏の作家人生を公開している。
繁氏は、呉服木綿問屋で活躍した吉太郎の三男として明治35年に生まれ、現在の京大を経て東大経済学部に進学。
父親の死後一時家業をついだものの、弟に譲り文学を志し、数々の書を発行、昭和36年59歳で永眠した。
作品
・1933年『草筏』(第一回芥川候補) ・池谷信三郎賞
・1954年『筏』第9回野間文芸賞
・1960年 『澪標』(第12回読売文学賞
鯉の泳ぐ水路に浮かぶ創作雛、石垣に何か見える。
ズームアップしてみるとなんと愛嬌のある魚たち。
至る所に並ぶ創作びな。
外村家の嫁入り衣装。
間仕切りをなくした広々とした部屋には御殿の屋根を取り払い 姿を見易くした有職雛、有職(儀式・行事・官職など)の装束の雛人形。
座敷のガラス戸も年代物、像がゆがんで面白い造形美。
昔は、どこの家にもあった「おくどさん」。
家族、店の番頭から丁稚、女中の分の食事の支度をこのおくどさんでご飯からおかずまで、炊いていました。
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