建仁寺は、京都府京都市東山区にある臨済宗建仁寺派大本山の寺院。
山号を東山(とうざん)。
本尊は釈迦如来、開基(創立者)は源頼家、開山は栄西。
寺号は「けんにんじ」と読むが、地元では「けんねんさん」の名で親しまれている。
なお、しばしば日本最初の禅寺と言われるが、これは間違いで博多の聖福寺が最初の禅寺である。
建仁寺といえばまずこの絵、風神雷神図(国宝)-俵屋宗達筆。
金地の二曲一双屏風のそれぞれに風神と雷神を描く。
たっぷりと取られた余白が広い空間を暗示し、天空を駆ける両神のダイナミックな動きを感じさせる。
印も落款も無いが、俵屋宗達の代表作として名高い。
小書院側の東のコーナーから見た「潮音庭」
この角度からは、三尊石の北西側に位置する一つが隠れて見えます。
建仁寺本坊には、陶製の十六羅漢像が奉納されています。
明治末期から大正初期にかけて清水、五条地域の陶芸家16人による作品です。
夫々の羅漢さんは、表情や姿も違いますが、夫々の陶芸家が得意とする焼き方や陶質、磁質、釉薬を使って製作していますので、夫々の陶芸の特徴もみることができて圧巻。
差し込む光が柔らかく心和ませる。
豊臣秀吉を祀る高台寺や、「八坂の塔」のある法観寺は建仁寺の末寺。
北野大茶会の際に千利休の高弟・真如堂東陽坊長盛が好んだと伝えられる茶室。
茶室の西側には当寺の名物「建仁寺垣」が設けられている。
清涼軒、東陽坊への踏み石、風情を感じる眺めです。
天井には平成14年(2002年)創建800年を記念して「小泉淳作画伯」筆の双龍。
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