遅かりし八重桜のトンネル 伊香具神社

滋賀県
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伊香具神社(いかぐじんじゃ)は、滋賀県長浜市木之本町大音にある神社。
式内社(名神大社)で、旧社格は県社。

神紋は「上藤」。

湖北随一の名社と称される。

大鳥居

伊香具神社の八重桜に囲まれた参道。

八重桜は普通の桜(ソメイヨシノ)よりも少し開花が遅く、4月中旬~5月初旬頃が見頃だそうです。

今年は例年よりかなり早く咲きだし4月23日(金)がピーク、訪問時(4月29日)は1週間遅く、ほぼ散ってしまっている。

今日は朝から暴風の吹き荒れる荒天で桜に最後のとどめをさしたようだ

伊香式鳥居

正面に大きく羽を広げたような鳥居は三輪式鳥居と厳島式鳥居を組み合わせた当神社独特のもので、この神社の前が伊香の小江と呼ばれた入り江であったことを示すものです。

他の神社では見られないこの鳥居を伊香式鳥居と呼んでいます。

上古、当地が未開の湖沼地であった頃、祭神が来て開拓し、その後子孫を守護するために鎮座したといい(『近江輿地志略』)、天武天皇の白鳳10年以前に子孫である伊香宿祢豊厚が社殿を建立したという(『神社由緒記』)。

貞観元年(859年)に従五位上勲八等から従四位下に昇叙され、同8年には従四位上に昇り、延喜の制で名神大社に列した。

社伝によれば、寛平7年(895年)に菅原道真が法華経や金光明経を手写して納め、同時に「正一位勳一等大社大明神金剛覚印菩薩」の勅額が下賜されたという。

その後足利尊氏が200石の社領を寄せて正月、5月、9月の各18日に祈祷を行うよう依頼し、浅井氏も庇護を加えたが、賤ヶ岳の戦いの兵火に罹って社殿、古記録を焼失、社領も没収された。

明治8年(1875年)郷社に列し、同32年県社に昇格、同40年には神饌幣帛料供進神社に指定された。

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