桜の季節に苗木城を訪問する

東海
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少し盛りを過ぎたが桜の時期に苗木城を訪問した。
苗木城の詳細は前回訪問記「巨岩と石垣との壮大な組み合わせ 赤壁城こと苗木城」に詳しく記しましたのでそちらを参照いただければ幸いです。

大手口道は長さ500m、高低差150mあり「四十八曲り道」といわれている。
前方に天守閣が見えてきました。

少し盛りを過ぎたが桜がきれいに咲いています。

天守閣再現CG、「赤壁城」の別名があり、城の壁は白漆喰ではなく赤土がむき出しになっていたと伝えられる。
諸説あるが、実際には、苗木藩が経済的に弱体で漆喰を塗る経費が捻出できなかったと思われる。

大矢倉跡も桜に包まれる。

木曽川から山頂の天守跡までの標高差は約170mあります。
岩山の上で利用できる土地の確保が困難であったため、建物の構築方法に懸造(かけづくり)が使われているなど、自然の地形を有効に生かして築かれた山城です。

下方に橋が見えます、木曽川にかかる城山大橋の中ほどから右手を見ると、右岸にこんもりとした高森山を見ることができます。

高森山のあたりは深い淵で霧が立ち込めることが多く、苗木城の別名を「霞ヶ城」と言いました。

苗木城山の天守近く、馬洗岩から木曽川寄りに、吉田冬葉の句碑と柳原白蓮の歌碑がつつましく建っている。

城あとに やかたも人も いまなくて
    かたるは何ぞ 山鳥の声
 

柳原白蓮は1953(昭和28)年5月16日に苗木を訪れた。
白蓮は当時、婦人会を対象に各地を訪れ、 女性の生き方などを話すという活動をされていたようだ。

印字が薄くなり読みずらくなっており、解読に難儀する。

天守台からは川沿いの険しい道を下る。

右側に数本の大木の株が見えるが、最近伐採したもの、城の景観保持に努力されておりありがたいことです。
ここに大木があることを想像していただくとどのような景観かわかると思います。

径の分岐点まで下りてきました、先ほどは左手の道を上がりましたが、今、下ってきたのは右側の観光用に作られた径です、天守がかすかに見えています。

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苗木城へのアクセス、行き方歩き方

住所:岐阜県中津川市苗木2897番地の2(〒508-0101)
電話:0573-66-8181 中津川市苗木遠山史料館

JR中央本線中津川駅から北恵那バスで15分「苗木」下車、そこから苗木遠山資料館まで徒歩20分。