わずか半年ながら、神戸の福原に遷都した平清盛。
清盛が描いた夢の跡をたどってみた。
今回はかって清盛が七堂伽藍を寄進したという東福寺。
東福寺は平野地区では最も古い寺である。
平清盛は福原遷都で雪御所を造営する際に雪御所が完成するまで祇園神社の裏山(現在の高座)に七堂伽藍を備えた上伽寺(じょうがじ)という天台宗の寺に居を構えて兵庫津の築港を監督し、潮の干満も調査したと伝えられています。
上伽寺の山号の潮音山は清盛自身がつけたといわれています。
その上伽寺も源平の戦いでで平家のゆかりの寺ということで消滅してしまいました。
今から350年くらい前に上伽寺の復興を願って建てられたのが東福寺の謂れです。
境内に昭和51年「神戸市民の木」に指定された槙柏の木がそびえ立っている。
東福寺の山門前から坂を上がると祥福寺に至り、現在も修行道場として雲水(僧)たちが厳しい戒律を守って修行を積んでいる。
現在の東福寺の伽藍は阪神淡路大震災で全壊した後に再建されたたてものです。
上の写真は福原西国観音霊場第十七番札所の石碑。
石碑には第18番と書かれているが? 誤りか?
青龍の木彫りでこれも前の伽藍で使用されていたものと思う。
東福寺へのアクセス、行き方歩き方
住所:兵庫県神戸市兵庫区五宮町18-1
TEL:078-361-3301