2000年11月首里城跡などとともに、琉球王国のグスク及び関連遺産群としてユネスコの世界遺産(文化遺産)にも登録されている(登録名称は座喜味城跡)。
城内で演劇が行われるなど、広く利用されている。
城跡の高台から西側を望むと残波岬や、晴れた日には慶良間諸島も眺めることができる。
正門手前に広がるリュウキュウマツの林。
城は主郭と二の郭からなり、外周365m、総面積7,385平方メートルで、沖縄の城としては中規模のものです。
城壁は琉球石灰岩によるあいかた積みを基調とし、アーチ門とその両脇は整然とした布積みとなっています。
1416年-1422年に読谷山の按司護佐丸(ごさまる)が築城したとされている。
城門のアーチに楔石を用いており、アーチ門では古い形態とされる。
沖縄戦前には日本軍の砲台や、戦後には米軍のレーダー基地が置かれたため一部の城壁が破壊されたが、城壁の復元が行われた。
座喜味城は200以上あったといわれる沖縄の城の中でも珍しく柔らかな赤土の土壌に築城されており、(北山滅亡後、護佐丸が守備よりも、良港などを含めた地の利を優先したためともいわれる。)
独特の曲線を描いて積まれた城壁は、地盤の弱い赤土の台地にあるため城壁のカーブを大きくし、台地を掘り込んで石垣をぶ厚く積み強固に築かれました。
なぜ、そこまでしてこの場所にグスクを築いたのか。
座喜味城は、1422年頃に護佐丸によって築かれています。
1416年に滅ぼした北山(ほくざん)軍の残党を監視するためです。
さらに、交易をするのに便利な港も近くにありました。
一の郭への階段と石門
さすが名築城家と言われるだけあって規模は小さいですが、石垣のアーチ門や曲線が見事です。
城からの景色は絶景で、残波岬、恩納村の海岸、遠くは那覇市や慶良間まで見ることができます。
殿舎跡(砂岩で出来た礎石が見える)
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座喜味城址へのアクセス、行き方歩き方
住所:沖縄県中頭郡読谷村字座喜味2975番地
電話:098-958-3141 読谷村立歴史民俗資料館
路線バス : 座喜味バス停から 徒歩で約 20分
停車バス : 29番読谷線、62番中部線
那覇空港から車で
高速利用時:那覇IC→沖縄南IC→国道58号線を経由して約50分
一般道のみ:国道58号線を利用して約50分
最寄の沖縄南ICから国道58号線を利用し約20分