三千院 冬の大原を訪れる

京都府
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この記事は誤って消去した記事の再掲です。
シーズン中の喧騒が嘘のように静かな大原の里を散策してみました。
京の観光は人の少ない冬季が狙い目なのです。
大原の里山にたちのぼる野焼きの煙が冬の訪れを告げ、疲れを癒す季節となります。

比叡の山々にも、大原の里にも雪が舞い降り、静かな祈りの世界が始まります。
四季折々、仏と向き合い、変幻自在な自然の姿に身を委ね、ひとときの安らぎがここにはあります。(三千院ホームページより)

京都 大原 三千院 恋に疲れた 女が一人・・・・・・の歌詞でデューク・エイセスが歌った「女ひとり」の曲が浮かぶ人も少なくないでしょう。

三千院(さんぜんいん)は、京都市左京区大原にある天台宗の寺院。三千院門跡とも称する。
山号は、魚山(ぎょざん)、本尊は薬師如来、開基は最澄である。
市街地より車で30分程の大原里に有る門跡寺院で紅葉の名所です

入ってすぐにあるササと苔の坪庭。

金森宗和が大原三千院を訪れた際に、客殿から見た自然の風景に感動して自ら手を加えて宗和流の庭園にした聚碧園(しゅうへきえん)。

立体的な空間を演出してとても美しい庭園だと思います。
手入れも行き届いており、宗和流の庭園の中では最高峰だと思います。

見る方向により新緑が異な り美しい。
池の水は律川から引かれている。

宸殿は三千院の最も重要な法要である御懴法講の道場として、大正15年に建てられたもので、宸殿では毎年5月30日、門主が導師を勤め、山門(延暦寺)と魚山(大原寺)の僧侶が式衆として出仕し、歴代天皇の御回向である御懴法講が厳かに行われます。

往生極楽院
当三千院の歴史の源とも言える簡素な御堂。

平安時代に恵心僧都(源信)が父母のために、姉安養尼とともに建立したものと伝えられるこの堂内には、阿弥陀三尊が今も変わることなく永遠の大慈大悲の御心を私たちに与えて下さっています。

有清園
山畔を利用して三段式となった滝組を配して、上部から水が池泉へと流れ落ちています。
この滝を「細波の滝」と呼んでいます。紅葉が見事です。

宸殿前に広がる雄大な庭園です。
青苔にスギ、ヒノキ、ヒバなどの立木が並び、見るものをして心の安らぎを与えてくれる庭です。
そして、御堂の東側にはまんまんと水をたたえた池泉があります。

一面が苔に覆われた緑の庭で、低木の間を貫くように、太い杉の木立がある。

宸殿前に広がる苔の密生した樹林の庭を有清園といい、藤原時代を代表する往生極楽院(重文)が建つ。

大海原のような見事な緑の絨毯を求めて人々は訪れるのです。

2体のわらべ地蔵仲良く寄り添っています。

つい手を合わせてしまいたくなりそうな地蔵さんです。

朱雀門
往生極楽院の南側にある朱塗りの小さな門で、その昔、極楽院を本堂としていた頃の正門にあたります。
藤原期の様式とも言われていますが、江戸時代に再建されたものです。

朱雀門はどこから眺めても美しい。

裏へ回るとまたまた美しい景観です。
三千院から来迎院に至る道です。
しっとりと落ち着いた雰囲気があり、是非お勧め。

観音堂には身の丈3メートルの立像の聖観音像が祀られている。

観音堂の周りには縁を結んだ人々の三千体の小観音さまが安置されております。
この三千体の仏さまの一体一体には写経が納められるようになっております。

売炭翁石仏
あじさい苑内、律川のほとりに安置された鎌倉時代中期の石仏で、俗に「大原の石仏」といわれ、京都近郊でも大きさや、よく整った形が注目されています。

売炭翁とは炭の生産販売に従事する人々のことをいい、このあたり一帯は小野山の中腹に位置し、昔は炭を焼く炭竈があった所から売炭翁旧跡と伝えられています。

石仏の近くにひっそりとかわいいお地蔵様

菩薩に見立てた25の庭石を配し、補陀落浄土を再現したとされます。お庭を見ながらお抹茶をいただくことも出来ます。

美と智恵と音楽の神として知られる弁財天さん京の七福神としても有名です。

見上げるばかりの楓の大木、分厚い苔におおわれた石垣、呂川沿いの路を分け登っていくとやがて魚山上の院・来迎院です。

平安末期には聖応大師良忍(しょうおうだいし りょうにん)が中興、天台声明はここに大成され魚山上の院の根本道場となりました。

本堂には薬師・弥陀・釈迦の三如来坐像が安置され、いずれも藤原時代の作で重要文化財に指定されています。

呂川を更に遡っていくと大原魚山声明を集大成した聖応大師良忍廟があり、律川の上流は「音無の滝」に至ります。

来迎院を出てさらに山道を渓流沿いに登っていくと音無しの滝があります。
来迎院を再建した良忍の呪文によって滝の音が消されたという伝説が残っています。

「三千院」の参道でミツマタを見つけました。
枝がわかれる時、3本にわかれるところから「ミツマタ」という名がついています。

秋の終わり頃、枝の先に「つぼみ」をつけ、春、新しい葉が出る前に花を咲かせます。
ミツマタを原料とした日本の紙幣は、その優秀性を世界に誇っています。

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おすすめ三千院のグルメ
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三千院へのアクセス、行き方歩き方

三千院公式サイト

住所:京都府京都市左京区大原来迎院町540
電話番号:075-774-2531

京都駅前から17番・18番
四条河原町から16番・17番
京阪電車・出町柳駅前から10番・16番・17 番
市営地下鉄・国際会館駅から19番
「大原」から徒歩15分