北浜レトロのすぐ近所に長蛇の行列、店をのぞいていたら係の女性がどうぞ並んでくださいと、でもたくさん並んでんや、なに、すぐですからどうぞ。
勧められるまま列に並ぶ、生きた建築ミュージアムのサイトでは見落としていたなぁ。
船場の川沿いに残る唯一の木造建築は、1912年に建設された和洋折衷の二軒長屋。
耐震補強を含めたリノベーションによって、人気のカレー店とカフェへと再生された。
川の眺めと、2階道路側の金属天井が見どころ。
と、サイトにはある。
築100年以上という二軒長屋を改装した同施設。
「一部に100年前のレンガ壁なども残る歴史ある建物で、水辺を気楽に楽しんでほしい」という思いで開業したという。
ラクダの置物がやけに目立つ。
ビルの谷間にはさまれるように、木造2階建ての建物が残っています。
この「北浜長屋」は、二軒続きの長屋として1912(大正元)年に建てられました。
通り沿いの外観は一見したところ、和風です。
でも、格子戸のついた町家などとも違います。もっと頑丈な感じがします。
その理由が、黒い壁と小さな窓ではないでしょうか。
黒い壁は木造の建物の外側に、漆喰(しっくい)に煤(すす)や炭を混ぜた「黒漆喰」を塗り込めてできています。
江戸時代の倉庫である蔵(土蔵)のつくり方を取り入れています。
2階の小さな窓も、同じく蔵に由来したものです。
縦長の窓はすべて両側に扉を備えています。
万一の火災の際には、しっかりとかみ合うよう合わせ目にギザギザを付けた観音開きの扉を閉めます。
こうすれば火が侵入することなく、中にしまっている物品が守られます。
埼玉県・川越の蔵造りの町並みが思い出されるかもしれません。
実際、川越にある建物もこの建物も、関東風の見世蔵にならっています。
それでいてこちらは、あたりがどこか柔らかいのです。
大きな箱棟や鬼瓦をあげる関東風の屋根ではなく、さらりとむくり(ふくらみ)をつけた関西風の瓦屋根によって、品よく仕立てているからです。
確かに以前行った川越の街で見かけた風景に瓜二つだ。
川越城と小江戸川越を散策
江戸時代には川越藩の藩庁が置かれた。 別名、初雁城、霧隠城。 関東七名城・日本1 … 続きを読む →
ふと見上げると、100年前の天井が、そのまま残っていました。
この場所にぴったりなコンセプトのお店で、時間を忘れて隅々まで見入ってしまいました。
なんと、金属製の天井がむき出しで、建物の歴史を感じます。
2階から望める大川。
行きかう船やバラ園も見えます。
ビジネス街にありながら、ここだけ時間の流れが止まったようです
週末は2時間待ちも当たり前だそうです。
「オクシモロン 北浜」さんは、鎌倉や二子玉川で人気の『カレーと甘いものと雑貨』のお店の関西初出店のお店。
OXYMORON(オクシモロン)
意味は↓
[意味の矛盾する語句を並べて、言い回しに効果を与える修辞法。
「無慈悲な親切」「ゆっくり急げ」など。(コトバンクより)]
大阪メトロ堺筋線、京阪本線「北浜駅」より徒歩約2分、土佐堀通りと土佐堀川に挟まれた北浜リバーサイドの二軒長屋の中にお店があります。
営業時間
平日 11:30~20:00(ランチLO 14:30、ティータイム14:30~17:00、ディナーLO 19:30)
※ティータイム中、カレーの提供は2種類のみ
土日祝 11:00~19:00(LO 18:30)
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