1575年(天正3年)、織田信長より越前一向一揆を平定した恩賞として越前国大野郡の内の3万石を与えられた金森長近がその翌年、最初に居城とした戌山城の近くの亀山(大野盆地の小孤峰)に城郭を築いたのが越前大野城の始まりである。
福井から昨日下った道を辿り大野へ入ります。
亀山の上に天守がそびえる、辺りはまだ雪をいただいた峰が続く。
福井から大野市の情報ターミナルである「結ステーション」に到着すると、もう一つのランドマークである時計台の「時鐘」の出迎え。
「結ステーション」から天守を望む、桜とのコラボがいい。
天守は、亀山の山頂にある天守曲輪に建てられた。
本来は望楼付きの2重3階の大天守に2重2階の小天守、天狗の間(天狗書院)と呼ばれた付櫓(天狗櫓)が付属された、複合連結式の天守であったが、1795年に焼失して以降、再建されないままであった。
現在山頂に建つ天守は、1968年(昭和43年)に元士族の萩原貞の寄付金を元に、往時の絵図や創建当時の同時期の他の城の天守を元に、鉄筋コンクリート構造によって推定再建されたものである。
しかし、小天守が天狗の間の位置に建てられていることなど、史実に基づいた復元再建ではない。
観光ブースの結楽座の横には古木の桜が咲いている、幹周囲が6m近い幹にはびっしりと苔が生えており、観光客の撮影ポイントとなっている。
天守台から北を望む、方角的には白山が見えてもいいのだけどな。
水の町として知られた大野。
地下水が豊富で、湧水地が街のいたるところにあります。
水舟清水、水舟とは、かつて谷や川から取水した水を利用するための貯水槽のことです。
木製で段になっているのが特徴です。
新堀清水(しんぼりしょうず)、亀山の南側、新堀川沿いに湧く清水です。「ふくいのおいしい水」に認定されています。
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越前大野城へのアクセス、行き方歩き方
住所:福井県大野市城町3-109
越前大野城 0779-66-0234
大野市歴史博物館 0779-65-5520
JR越前大野駅から徒歩30分/北陸自動車道福井ICから車で30分