わずか半年ながら、神戸の福原に遷都した平清盛。
清盛が描いた夢の跡をたどってみた。
今回は安徳天皇行在所があったという 荒田八幡神社。
荒田八幡神社が建っている場所は、平清盛公の邸宅があったとされる平野の南西にあり、武士勢力の勃興期である平安時代末期に平清盛公の弟・「池の中納言」平頼盛公が山荘を構えていたところだと言われています。
福原遷都の時には、安徳天皇の行在所(あんざいしょ)でしたが、それも僅か1日程で安徳天皇は清盛邸に、ここ頼盛邸は高倉上皇御所となった。
当八幡神社は古くは 高田神社といい、荒田村字一町田に鎮座し、熊野権現を祀っていたからその森を権現の森といったが、のちに、すぐ西にある宝地院境内にあった八幡社を、神仏混淆をさけて、明治31年2月ここへ合祀して、荒田八幡神社 となった。
境内には「安徳天皇行在所址」と「福原遷都八百年記念之碑」碑が建っています。
古の名を残す「高田稲荷社」。
本殿の右側に建っています。
荒田八幡神社から西に2、3分歩くと、宝地院というお寺があります。
こちらも頼盛の山荘跡の一部と言われているところです。
現在は寺内が保育園になっているので、外から写真撮影のみ。
荒田八幡神社へのアクセス、行き方歩き方
住所:神戸市兵庫区荒田町3-16-1
神戸市営地下鉄「大倉山駅」下車、北西へ徒歩10分
神戸市バス⑥系統「大学病院前」下車、徒歩3分