紅葉の穴場、新那智山 今熊野観音寺

京都府
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東福寺のあまりの混雑にビックリされて途方に暮れた方、大丈夫です。
近くに、今熊野観音寺と泉涌寺という比較的ゆっくり楽しめる素晴らしい紅葉スポットがあります。

来迎院・今熊野観音寺は、穴場なので、まさに紅葉狩りを堪能できます。

伽藍に着く前から見事な紅葉です。

散りモミジの絨毯も美しい。

大同年間(806年~810年)中国から帰ってきたばかりの空海が庵を結んだのに始まるとされ、藤原緒嗣が伽藍を造営したと伝えられる。

入口にある朱色の橋「鳥居橋」を渡って進んでいくと、子どもの心身健康・学業成就・諸芸上達・交通安全にご利益がある「子護(こまもり)大師」像をお参りできます。

後白河法皇は持病の頭痛が激しく、そこでご本尊の十一面観音様に頭痛平癒の祈願を行いました。

ある夜、就寝中の後白河法皇の枕元に観音様が現れ、後白河法皇の頭に向けて光明を指されたのだとか。
すると、たちまち後白河法皇の頭痛が治ったと伝えられています。

頭の観音さんとして親しまれる同寺は、ぼけ封じ近畿十楽観音霊場の第1番札所でもあります。

大師堂前には心や身体のぼけを取り除いてくださるぼけ封じ観音さんがおられ、参拝者が手をあわせています。

足元にすがっているのは、子供ではありません。
翁と媼が一心に祈っています。。

さすが、ぼけ封じ。
でも、もう他人ごとではありません。

お参りに訪れた人々の多くは、ぼけ封じの願いを込めて「身代わり石仏」を奉納する。
奉納された「身代わり石仏」は本堂で祈祷を受け、この場所に奉安される。

石仏の腹部には『ぼけ封じ』と云う文字に加え奉納者の名前が書かれているものもある。

今熊野観音寺の境内には、1ヶ月ほどかけて下から徐々に色を変えるところから“五色かえで”と呼ばれる名木もあります。

本堂脇の紅葉の赤は特に見事です。

観音寺は、初め東山観音寺と称したが、後白河上皇が永暦元年(1160)、新熊野社を勧請創建された際、改めて新那智山の山号を寄せられ、今熊野観音寺と称することになったという。

ここには特別授与品の枕カバーがあります。
熊野詣が好きだった後白河法皇が、ここ今熊野観音寺へ願掛けすると枕元に立たれ病める頭に光明を差しかけ頭痛が治ったという話に由来します。

これだけ見事な紅葉を見せていただいて、拝観料は無料、おまけに参拝者も少なくゆっくり紅葉を観賞できます。

医聖堂も紅葉に埋まる。

黄色の銀杏がひときわ目を引く。

見上げる透かしモミジも素晴らしい。

今年は紅葉が少し早いのかなと思ったがまだ青い葉も目立つ。

赤の世界にクモの巣も風情を感じさせる。

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今熊野観音寺へのアクセス、行き方歩き方

住所:京都市東山区泉涌寺山内
電話:075-561-5511

市バス「泉涌寺道」下車 徒歩約10分
京阪電車・JR「東福寺」駅下車 徒歩約15分