信玄出生地 積翠寺

甲信越

積翠寺は甲府市街地を形成する相川扇状地の頂部、甲府駅の北約4キロの標高約540〜700メートル、国の史跡に指定されている要害山城の麓に位置している

積翠寺近在の要害山城は、『高白斎記』に記される武田信玄生誕の地でもあり、現在も同寺院には信玄の産湯と伝わる井戸が残っている。

信玄の本拠地であった躑躅ヶ崎館(現、武田神社)の北方に位置しており、いわゆる「信玄の隠し湯」のひとつでもある。

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積翠寺に足を踏み入れる。
後ろにちらりと見えているのが要害山。

山梨百名山山頂には積翠寺要害城と呼ばれる武田信玄の父信虎が築いた山城があり、武田家三代にわたり躑躅ヶ崎館の背後の守りとされたが、慶長5年に廃城。現在山城跡は国の史跡に指定。

武田信玄生誕の地と伝えられる。

左の建物が本堂。
右側が庫裏・書院。

本堂の裏手には夢窓国師築庭という庭園があり、サツキやツツジの時季には素晴しい景観を見せる。

大永元(1521)年飯田河原の合戦の時、信虎夫人(大井夫人)は戦乱を避け当寺に留りて信玄を出生したのである。

その時産湯に使った井戸です。(看板資料より)

庭にはノーゼンカズラが咲き誇っていました。
株の大きさを見ると相当の年数を経たものと思われる。

庭のあちこちにヤマユリが咲いています。

発芽から開花までには少なくとも5年以上かかり、また株が古いほど多くの花をつけるといわれる。
風貌が豪華で華麗であることから、『ユリの王様』と呼ばれる。

別名「鳳来寺百合(ほうらいじゆり)」愛知県の鳳来寺山に自生するところから。

花言葉は「威厳、甘美」。

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積翠寺へのアクセス、行き方歩き方

住所:甲府市上積翠寺町984 
電話:055(252)6158

JR中央線甲府駅から車で15分/ 「積翠寺」バス停から徒歩10分