人と鹿とのトラブル防止策として、毎年4月から妊娠しているお母さん鹿を「鹿苑」に保護し(約200頭)、赤ちゃん鹿がお母さん鹿と一緒に行動できるようになる7月中旬までの期間中に、特別イベント「子鹿公開」を開催し、可愛らしい子鹿を公開しています。
公開期間:平成26年6月1日(日)~6月30日(月)
鹿苑の観覧席。
日よけのパラソルがあります、黒地に水玉模様のブロック?がいくつも置かれているんですが、子鹿の寝床かな。
オス、メスともに3000g前後で産まれ、成獣になるとオスは60~100kg、雌鹿は40~60kgに成長します。
おっぱいを飲む小鹿たち。
通常母鹿は自分の子供にしか授乳しないそうです。
鹿苑の外でもたまにこうして子鹿に出会うことがありますが、絶対に子鹿には触れたりしないでください。
人のにおいがついてしまうと母鹿がお乳を与えなくなってしまうそうです。
見かけても近寄らず離れたところから成長を見守ってあげましょう。
お母さんも食事が終わったのか、赤ちゃんの毛づくろいです。
くつろぐ小鹿、春頃に換毛する夏毛は茶褐色に白い斑点(鹿の子模様)。
母鹿に甘える小鹿。
お母さんのお尻の鏡毛(尾毛)、危険を感じたときはこの鏡毛(尾毛)を逆立て大きく広げ仲間に知らせます。
それはよく目立つので遠く離れた仲間達に知らせることができます。
大仏殿の近くにも足を延ばしてみました。
池の畔で餌を食む鹿たち。
鹿は人間のように一晩中ぐっすり眠るのではなく、2~3時間おきに睡眠と採食を繰り返すそうです。
立派な角を持つりりしい雄鹿!
1才までのオスはメスと共に活動し、2才を超えた若齢オスはメスから離れ、他のオスとグループで行動することが多いという。
春日大社の参道は、巨木・古木が多くて、木の香りに癒されます。
樹周4m以上あるムクロジの大木。
遠くから見ると一本の大木に見えるが、実際は三本のクスノキ、樹齢約100年とか。
二月堂への裏参道、ここはいつも静かです。
アジサイがひっそりと咲いていました。
この辺りも緑が深く、安らぎを感じます。
鹿苑へのアクセス、行き方歩き方
住所:奈良市春日野町160
電話:0742-22-2388
JR奈良駅、近鉄奈良駅から徒歩30分、市内循環バス8分「春日大社表参道」下車徒歩7分