2007年から、始まった「町家の雛めぐり」は、今回で8回目。
100カ所の会場で、大切に保管されてきたひな人形が見られる。
「土佐」は古墳造りのため土佐地方(高知県)からやって来た人が住み着いて、この地名が残ったと伝えられています。
街道のどのお家の軒先にもヒノキの枝に俳句を詠んだ紙がぶら下がっていました。
何か言われでもあるのかな。
松ぼっくりの小さな雛、とてもかわいい。
どこかお亀にも似て愛らしい雛。
雛作家の手の込んだ労作、貝殻に小さな雛を組み込んでいる。
こちらも非常に手の込んだ労作、よくもまあこんな小さな寿司の模型を作ったものだ。
高さ約5メートルの男雛(おびな)と女雛(めびな)のジャンボ雛人形。
古今雛とは「江戸時代新しく工夫された町雛の総称。
目の玉に水晶やガラスが使われている」
京雛は雅やかな御公家文化の「京都」で、創られてきた雛人形。
おじいさんとおばあさんの雛、なんとも微笑ましい。
酒屋さんでは酒樽の上に雛が飾ってある、「やたがらす」は吉野の銘酒。
高取町のジナラマに ひな人形を配してある。
鬼のひな人形、なんともユーモラスな。
一刀彫の雛人形とか、持ち主は誇らしげに話してくれた。
メーン会場には昨年より2段多い17段(高さ約5メートル)の特製ひな壇「天段の雛(ひな)」が登場し、約500体の人形が並ぶ。
こちらはかなり年代物の雛だ。
一角に異空間発見!
ハンギングバスケットの寄せ植えに春が満載。
隣には猫とイヌか。
沢山のハンギングバスケットがつるしてあり華やかな雰囲気。
小物の人形をあしらいメルヘンチックな演出。
竹と竹の皮で作られた竹雛。
高取町は竹取物語発祥の地。
竹を細工した作品が多く見られた。
日本各地に竹取物語由来の地と名乗る地域があり、竹取物語(かぐや姫)をテーマにしたまちづくりを行っている。
こちらは「かぐや姫」をイメージしたものか、竹の中に雛が仕込まれている。
竹取物語には面白い話がある。
江戸時代の国文学者・加納諸平は『竹取物語』中のかぐや姫に言い寄る5人の貴公子が、『公卿補任』の文武天皇5年(701年)に記されている公卿にそっくりだと指摘した。
しかし物語中の4人の貴公子まではその実在の公卿4人を連想されるものの、5人のうち最も卑劣な人物として描かれる車持皇子は、最後のひとり藤原不比等がまるで似ていないことにも触れている。
だが、これは反対であるがゆえに不比等本人ではないかと推測する見方もでき、表向きには言えないがゆえに、車持皇子を「卑怯である」と書くことによって陰に藤原氏への悪口を含ませ、藤原氏を批判しようとする作者の意図がその文章の背後に見えるとする意見もある。
高取は薬草のルーツとして知られ、日本書紀にも登場する。
石畳の路面に目をやると、所々に花を描いたタイルが点在しています。
マンホールの蓋のデザインは4分割し向い合せて、町の花・ツツジと町の木・カエデを配している。
中央は町章。
高取・土佐街道 「町家の雛めぐり」へのアクセス、行き方歩き方
住所:奈良県高市郡高取町上土佐周辺 (高取町土佐街なみ一帯)
電話:0744-52-1150 (高取町観光案内所「夢創舘」)
近鉄壺阪山駅から徒歩すぐ。